ナチスを題材にしたゴダール監督のダークファンタジー?
とある田舎でつつましく生活していた兄弟姉妹の元へカラビニエ(歩兵を意味するが、今作ではナチス兵の暗喩)が召集令状を持ってくる。
カラビニエは…
銃殺刑に処された者は崩れ落ちて地べたに倒れ込む…のではなく目の前のくぼみに体を預ける。あたり一辺倒ではないひねった死体の表現。銃声も画面外で響いてるものの方が多いのでは?
上映されている映画を本物…
架空の国、徴兵命令を受けた兄弟が”戦争では何をしてもいいし何でも手に入る”と唆され戦地に赴く話。
良い反戦映画でした。終始コメディタッチで皮肉的に描かれているのが観やすいし、ゴダール映画の中ではかな…
このレビューはネタバレを含みます
架空の国の貧しい小屋暮らしのおままごとのような家族設定の母と息子2人と娘。カラビニエが持参した”王様”からの徴収命令に困惑するちょっと頭の弱い息子たちは、世界中の欲しいものが手に入ると聞かされ喜び勇…
>>続きを読む切って貼って繋いでの戦争コラージュ。スカスカな背景の上で繰り返される軽薄な死と暴力を、さらには大音量の銃声と爆撃音でどんどん塗り固めていく。ごっこ遊びのような略奪・虐殺に立ち込める乾いた狂気。その合…
>>続きを読むゴダールが32歳のときの長編5作目。
タイトルは昔から知っていましたがCSで見つけて初鑑賞。
原題“Les Carabiniers”(カービン銃を持った兵士たち)
野原にポツンと建つ掘っ立て小屋に…