本作の映画美学的点について、二、三述べると、ドキュメンタリー性ということであれば、この映画は、戦中・戦後のイタリアのネオ・レアリズモの美学に通じてはいないかということ、編集を良く使って流れに緊張感…
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バレーボールシーン楽しい。1944年黒澤明。40年代でこうしたカット多用は自分の浅学の限りでは珍しい印象。戦中の女子挺身隊のお話。
ただ軍や情報局が関わった国策映画の中ではコレどうも巧くない。日本の…
戦局が混迷し始めたであろう1944年に制作された、黒澤明監督による戦意高揚作品。
自らの悲しみや苦労よりも、お国のために働くことを良しとする女子挺身隊たちの青春模様。
お国のためにという言葉…
国策映画云々以上に教訓が詰め込まれてると感じた。なにも日本に限定した話ではない。(この源流は今でも蔓延ってる)
“時に人間たまには頑張って、自分の力を試してみるのも必要だ”
こんなセリフも戦時中…
プロパガンダ映画でも腐っても黒澤。
面白くはない。他のプロパガンダ映画同様噛み応えも味も薄い。でも『わが青春に悔なし』よりもプロパガンダ色強いのに、変に小難しくないから楽しめる。
自己犠牲、国の…
女子挺身隊のリアルの身体的精神的苦痛を描いたリアリティのある作品
この映画公開時はまだ戦時中ということもあり、雰囲気が凄かった。国民が一団となって戦うんだという気迫のようなものを映像を通して感じま…