もの凄く分厚いのはあるけど、溝口監督の生涯とか作品を手っ取り早く紹介する様な丁度いい書籍がないなと思ってたら、この映画がかなりその役割を果たしている。
75年に作られたのは、本当にタイムリーな時期だ…
豪華だけではないとんでもドキュメンタリーだった。ただただ各々が溝口を語る。それだけなのに見入ってしまう。
真面目過ぎて振り切れていると言うか何というか。溝口が入院していた病院を収めるだけでなく、セ…
自分が生まれた翌年に58才で亡くなった邦画の巨匠溝口健二。封切時に観た当時、溝口作品は『雨月物語』くらいしか知らなかったけど綿密なドキュメンタリーとしての面白さに惹かれた。
それから今日まで戦後の作…
やっぱり溝口健二。
滝の白糸を視聴後にこのドキュメンタリー映画を観ると入江たか子との確執は想像に足るものであった。
若尾、京、木暮、田中などは口々に芸術家としての溝口健二に四苦八苦していた事を物語る…
溝口の映画を一本観たかのよう、波瀾万丈な人生を垣間見、ずっしりしたものを感じる、溝口の人生の一片を映し出したドキュメンタリー。
彼が何故女性をフィーチャーした作品を撮る宿命に成ったのか、良く理解でき…
ある意味とてもアヴァンギャルドなドキュメンタリー、ドキュメンタリーの持つ長回し性をうまく生かしている(長回しといってもインタビューシーンのことです)
何だろう、もしこれを竹本先生が見ていたら、垂れ流…
田中絹代の喋り方がなんか好き。
増村保造やら伊藤大輔のインタビュー
なんて胸熱…溝口健二監督の作品が好きなら興味深い内容だと思います。
丁度よい時代に作られていると思ったし、新藤兼人くらいの距離感…
日専で録ったまま放置してたのをようやく観たけどすごく面白かった。錚々たる女優・男優、監督、スタッフへのインタヴューから構成されているのがよくて、とりわけ田中絹代の話を残せたことの価値は大きい。久我美…
>>続きを読む2Nov2017 DVD
溝口健二の周辺人物に、弟子筋の新藤兼人監督自身がインタビューを重ねていく物語。最初は「なんて自分勝手な映画監督だ」と思っていたのがいつの間にか重ねてしまい切ない気持ちに……