見覚えのある感じの快速車両にて痔でくるしむ有島一郎の姿から楽しいOP。
ハナ肇の無骨で不器用なおとことの凸凹おんじな出会いと、幸薄な倍賞千恵子との淡すぎる恋。茅ヶ崎のロケーションと森崎東節も効いてと…
冒頭の有馬一郎のナレーション『あの当時、私は痔で苦しんでいた』の一言でこれは面白いやつだと感じる。山田洋次と森崎東共同脚本で、あちらこちらにそれぞれの良さが出てる具合。アラン・ドロンみたいな顔面でな…
>>続きを読むとても好きな作品でした。
山田洋次らしい人情コメディでありながら、男はつらいよの原型であるかのような作品。
ハナ肇演じる源五郎がとにかく、破天荒なんだけど何でもできちゃう人なんだけど惚れた女の子には…
貿易じゃなく防疫の役所勤めで痔持ち。妻も娘も隣の奥さんも部下の目も終始冷えている。服装や髭剃りで印象は変わる。茅ヶ崎の海沿いから九州や東北への転勤。今度は泥酔してないしらふの時に。夜の雨の帰り道に家…
>>続きを読む山田洋次監督の初期作品群では多分、コレが一番なのではと思う掘り出し物のに一作でした。“馬鹿シリーズ”の味を残しつつ“男はつらいよシリーズ”に繋がる風来坊の不器用な生き様が生き生きと描かれてます。ガサ…
>>続きを読むハナ肇の勢い!倍賞千恵子の可憐さ!
風来坊が役人と仲良くなって家に溶け込んでいく、という寅さんの原型のような作品。このあとに『飛べば吹くよな男だが』がきて『男はつらいよ』につながるんだな。
東海道…
山田洋次、森崎東のオリジナル脚本を山田が監督した、山田洋次の最高作。山田作品は、「馬鹿」シリーズも「男はつらいよ」シリーズも好きになれないのは、どこか人間を見下しているような、差別意識を感じてしまう…
>>続きを読む防疫課課長補佐民生技官有島一郎が、局内で渾名されるツツガムシは害虫ではなく、恙無く務めを果たすだけのうだつの上がらぬと小馬鹿にされる存在の意味かと思うが、加えて痔疾に苦しむ中年男。だが、土方の飯場を…
>>続きを読むPLUS+松竹
1966年、山田洋次+ハナ肇のコンビ5作目の作品。
ヒロインは倍賞千恵子。実質主役は語り部でもある有島一郎。
役所で働く早乙女(有島一郎)は帰路駅のタクシー乗り場で好人物だがガ…