関東無宿の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 5ページ目

『関東無宿』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

3.8

 線路の前で(といってもスクリーン・プロセスによる合成だが)学校をさぼったセーラー服姿の3人の女性たちが侠客に思いを巡らす。そのうちの1人は身内にヤクザがいて、もう1人は仁侠の世界に狂信的に憧れを抱…

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隼人

隼人の感想・評価

3.3
これぞ古典的任侠映画って感じ。ヤクザを美化している映画って好きじゃないけど、やっぱり着流し、角刈り、頬に傷、懐にドスをもってこられるとベタだけど、渋いな~かっこいいな~って思っちゃうよね。

任侠ものといえば健さんとか藤純子の東映が基本なんで、ちと趣の違う日活は若干の違和感あったが、ラストの賭場のシーンの赤や白を基調としたビビッドな色彩感覚や照明は、リアルタイムで観た「ツィゴイネルワイゼ…

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「敷島の大和男子の逝く径は赤き着物か白き着物か」
鈴木清順監督の描く、舞台的演出や博打シーンの迫力が凄まじい。
おかる八の潰れた耳、寿司を触った手で扱う花札、暑苦しい表情、鏡として用いられるアイテム…

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どうせ男の生きる道は赤き着物か白き着物か‼️
賭場での殺陣のカッコ良さ‼️
赤から白きへの見事な場面転換‼️
鈴木清順監督の美学‼️
こづ堂

こづ堂の感想・評価

3.6

アキラの色気がすごい。
鈴木清順の色彩美も現在だし、中盤まで、緊張感のあるシーンの連続で満足。

ただ後半、松原智恵子が存在感を失って、最後まで出てこないのが気になったし、終盤の展開は魅力を感じなか…

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お伝

お伝の感想・評価

3.0
色使いと照明が鈴木清順らしく斬新でスゴいけど、肝心のお話しがつまんなくて気持ちが高まらなかった。女子高生が見学に行った片腕の彫師は「帝銀事件死刑囚」の信欣三だな。
原作付き且つ日活って事で蓋を開けてみれば任侠物の体の文芸物。
切った張ったが見たかった気分に合わなかった。
ただ鈴木清順だからか撮り方と風景、心理をスクリーンに反映させる手法は流石。

最初からいきなりずっと面白い。鈴木清順の映画は笑える場面があるのが好きだな。

西小山が出てるということで見た。西小山は地元で最寄駅なので、今のかがた屋がどこにあるかも知ってるけど、こんな道だっけ?…

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Hiromasa

Hiromasaの感想・評価

4.5

原作、平林たい子。
小林旭の仁義をめぐる「葛藤」が極彩色に彩られた作品。変な映画だが、妙に生きる活力を与えてくれる。縁側から斜め奥に見える焚火を捉えたラストショットはアピチャッポン作品を思わせる。

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