嘘や矛盾に満ちた人間のあほらしさ、汚さに嫌気しながら、その人間らしさが愛おしくもある
なぜか満たされない、人に理解ってほしい、愛されたい
自身であることにぶつかり苦しみながら、自らの在り方や関係性…
「死ぬの怖くない?生きてりゃそれでいい」
『ゲームの規則』ばりのドタバタ群像コメディーをより丁寧で濃い脚本と、台北という舞台を生かしたヤン独特のニューシネマらしい演出でやってくれている。もちろん…
キャラクターは本気なのか、「フリ」をしているのか、無意識にそんなふうなのか、その境界を見極めようとする自分がいた。カメラがほとんど動いていないように見え、対話と俳優の動きを通じて各キャラクターの物語…
>>続きを読む素晴らし過ぎた。
素晴らしいだろうと期待を込めてたし、その期待を悠に超えてくる出来だった。
義理と人情。
これだけで十分台湾、ないしは中国社会を少しだけ深く理解できる。この社会では、誰もがこれらの…
自己欺瞞で余裕ぶって、成長した本心のつもりが偽りの着飾りで。
でも、そうだよ。
そうなんだよな。
ラストシーン、号泣した。
儒教を元にそれぞれの幸せや信念や思想について、価値観の転回など繰り返す群像…
エドワード・ヤンを見るのには"コツ"を掴む必要があると感じる。セリフも多いし、登場人物も多いし、こいつは抑えなくてもいいみたいな人物がいない。暗闇の中で、数時間ストーリーだけを追おうとすると、そりゃ…
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