猜疑心と誠実さの間で彷徨う若者たちの心を描いている。徹頭徹尾誠実であれば、いくら周りに疑われたとしても、偽りのない自分自身であることを少なくとも自分ははっきり分かっているはずと文学青年が得た気づきは…
>>続きを読む嘘や矛盾に満ちた人間のあほらしさ、汚さに嫌気しながら、その人間らしさが愛おしくもある
なぜか満たされない、人に理解ってほしい、愛されたい
自身であることにぶつかり苦しみながら、自らの在り方や関係性…
「死ぬの怖くない?生きてりゃそれでいい」
『ゲームの規則』ばりのドタバタ群像コメディーをより丁寧で濃い脚本と、台北という舞台を生かしたヤン独特のニューシネマらしい演出でやってくれている。もちろん…
キャラクターは本気なのか、「フリ」をしているのか、無意識にそんなふうなのか、その境界を見極めようとする自分がいた。カメラがほとんど動いていないように見え、対話と俳優の動きを通じて各キャラクターの物語…
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