ニューヨークに住むハンガリー移民のウィリー(ジョン・ルーリー)が、電話で同郷の親戚に向かって「(母国語ではなく)英語で話せ」というシーンから物語は始まる。
この映画のテーマは「逃避と孤独」。ウィリ…
黒を入れて一つ一つのショットは長めにまわす。都市の郊外で展開される断片的な人物たちの日常に対するこの撮り方の必然性。カメラも目線の高さだ。
凡庸な言い方だが、日常とは、じつは非日常を追い求めることだ…
定点で映し出される3人組の紀行。その実、宙ぶらりんとした生き方を取る中での主人公達の細かな関係性の揺れ動きが描写されている。
何ににも満たされず、その日その日を怠惰に生きるウィリーと親友のエディ。…
なんだろう、時の流れがすごくゆっくり感じる、落ち着く映画。ミニシアターブームの草分け的な作品と言われるだけあって、刺さる人には刺さる、言葉では言い難いカルト的な映画だと感じた。
シンプルに話が面白い…
日々の退屈、焦燥の中でなんとか非日常を獲得しようとしても非日常の繰り返しは結局のところ日常へと帰結してしまう。
飛行機を使おうと、車に乗ろうと、映画を観ようと、恋人といようと、友人といようとニュー…
2025 54作目
ずっーとどこか噛み合わなくて、どこへ行っても何故か同じような景色に見えてくる、その可笑しみが良い。
特に大きな出来事が起きるわけでもないのに何か見ていられるのは、ところどころ…
昔観たと思っていたが、観ていなかったので鑑賞。
ジム・ジャームッシュの代表作とされている本作。
正直いってテーマも推進力も感じられない。
登場人物の掘り下げは浅く、ストーリーも淡ただ移動と会話を繰…
ジム・ジャームッシュの映画は、ミステリートレインから見出したけど、その前に作られた物は見ていなかったと。最近思いつき鑑賞。
10代から20代の頃に見ていたら、ものすごく好きだったんだろうなぁ…
…
この映画自体が醸し出している独特な雰囲気が『パーマネント・バケーション』と、かなり似ていると思ったけど、個人的にはこっちのほうが好みだった
このローテンポで自由な世界観を作り出している大きな要因と…
正直いっておもしろい映画だとは思わない。でも、佇まいがすごく良い。
どのカットも額に入れて部屋に飾りたいくらい洗練されているし、音楽も、台詞回しも、衣装もとてもセンスがよい。
ストーリーとしてこれと…
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