↓のレビューは、以前のアカウントにて鑑賞直後に投稿したレビューになります。
☆☆☆☆
〝 人生の終焉に対する決意 〃
『カティンの森』で巨匠健在を見せつけた、アンジェイ・ワイダの最新作。
たっ…
【独りよがり】
かなり分かりにくい映画ですね。
息子を若くして亡くした婦人が、老境にさしかかってから若さあふれる青年と知り合い、惹かれていく、という物語だけなら良かったと思う。ところがこの物語の…
アンジェイ・ワイダ監督が「①実際に映画出演する俳優の事情を描いた場面」と「②その俳優を使ってアンジェイ・ワンダが撮影している風景」と「③映画として完成した本編」の3つの側面をパラレルに描いた独創的な…
>>続きを読む「菖蒲には二つの臭いが――――」
構成が実に複雑
小説映像化の本編と主演女優の独白、そして映画撮影ドキュメンタリーが同時進行。
女優の日常生活と"映画「菖蒲」"の世界、どちらでも"死"がキーワード…
主演のK.ヤンダ自身が夫の病死を体験しておりその思いがモノローグとして、余命短い女医と青年の本流話に挿入される。その切り替わりが独特で、生と死の境を見つめる作品のテーマにマッチした真摯な視点を際立…
>>続きを読むポーランドを代表する女優クリスティナ・ヤンダの独白、撮影風景そして物語と3部がうまく交錯しあって‥ピンヒールを履いた彼女のふくらはぎが美しい‥戦いで亡くした息子達、喪失した若さへの憧憬‥菖蒲−ポーラ…
>>続きを読むまたしても死は、挨拶なしでぶっきらぼうに、突然現れ口笛を吹いて去っていく。
こんにちは、またやってきたよ。
僕がいつまでも君のそばににいると思った?
映画と現実と老監督とその妻と恋人。
観る…