血槍富士の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『血槍富士』に投稿された感想・評価

aco
4.0

江戸へ向かう若侍の酒匂小十郎、槍持ちの権八、お供の源太が東海道を旅する中で出会う様々な市井の人々の姿を通じ、封建制度の不条理を描く。

小十郎一行の旅の仲間とまではいえないものの、侍に憧れる浮浪児、…

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物語の大半の人情劇から終盤、本当に興奮してどうにかなるかと思った。
脚本もカットも素晴らし過ぎる…酒と不条理に塗れた主人と源太と共に去る千恵様…子供が実子というのもヤバ過ぎる。
4.6
同じ人間と人間が同じ酒をなぜ飲んではならぬのか!刮目せよ、怒りの血槍富士!これぞ美しき泥試合!その姿を全ての子どもたちへ刮目されたし!

片岡千恵蔵と加東大介の両翼が人情味溢れる演技で人間ドラマとしての格を底上げしている。ほのぼのとした人間ドラマから転げ落ちるように血生臭い展開へ。この不意を突いたような演出は、戦争がいかにして市井の人…

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3.0
〖1950年代映画:時代劇:東映〗
1955年製作で、一人の武士が封建的な世相に矛盾を感じながら、真実に目覚めていく姿を描いた時代劇らしい⁉️

2025年922本目
catman
5.0

ネタバレ気味です

1955年公開。内田吐夢監督。85になる母親が勧めて来るので観てみたら、めっちゃくちゃ良かった。全ての人物造形が魅力的。強面の片岡千恵蔵が演じる槍持ちの権八(ごんぱち)が気は優…

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ユロ
4.3
貫禄のある人間ドラマ。
全てにおいて文句なし。だが突出しているものはない。
4.0
酒樽を刺す→酒が出てくる→泥まみれになりながらの決闘が素晴らしい

大活の盟友で前年死去した井上金太郎作品「道中悲記」をリメイクした、中共から帰還の内田吐夢監督の戦後復帰第一作。開明的な武士小十郎片岡栄二郎に仕える槍持権八片岡千恵蔵と弟分源太加東大介の軽妙なロードム…

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◎オフビートなアンチヒーロー時代劇RoadMovie

1955年 東映東京 モノクロ 94分 スタンダード
*ホワイトノイズ、コマ跳びあり

スター俳優が数多く出演しているのに、彼らをあまりフィー…

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