初ジャック・タチ監督
複雑な感情について語っても良いか。観賞後観てよかったと思える映画だ。
普通の映画に比べて会話という会話があまりない。身振りや行動で表現してくる。それでいて飽きないのはその動き…
このレビューはネタバレを含みます
ジャック・タチ作品初視聴。ロイ・アンダーソンと類似していると言われているようだが、ロイ・アンダーソンよりも画面上の人物が同時に動き回っている印象であり、またロイ・アンダーソンが人間の喜びも悲しみも表…
>>続きを読むジャック・タチの映画を見ると、観衆は街の傍観者であり住人になったような気持ちになる。
前回鑑賞したレトロフレンチタウンとモダナイズされた住宅が入り混じるパリが舞台の『ぼくの伯父さん』とは打って変わ…
ジャックタチ恐るべし。なセンス…。
画面の使い方が特殊で、画角ギリギリの人がシーンの主人公になってたり、奥の方で密かに色んなことが起こってたりで、意外と目が離せん。
作品全体のマットグレーの色調と…
半年かけて造られたタチヴィルと称された近未来のビル街や細かいガジェット一つ一つは印象に残るし、常に誰かしら動いている画はワンシーンワンシーン額縁に飾りたいレベルで美しい。
ただストーリーはほぼ無い…
都会のビルディング、紳士淑女の集団は羊飼いに誘導される羊の群れのよう。建物から車、オフィス、ファッションまでシルバーグレイの色調で統一され、その中を黒いスーツのビジネスマンや同じような格好の観光客な…
>>続きを読むオールタイムベスト10入り
ジャックタチ監督による脅威の映像体験。これは他のどの作品でも味わうことのできない極上の高揚との出会いだった。
前半、毎秒切り取っても美術館の額縁に入るんじゃないかってく…
このレビューはネタバレを含みます
ジャック・タチ初鑑賞。伯父さんシリーズを先に観るべきだったかもしれないが、どうしても本作が気になっていたので…。
タチが作り上げた近未来の街に生きる人々を画面いっぱいに映し、その一人一人に緻密な動…
登場人物の一挙手一投足、細部まで抜かりない笑い。ストックホルム行きもメキシコ行きもハワイ行きも似たようなチェーンホテルのポスターに、ブッ(笑)。
ラストユロ氏と別れたアメリカ人観光客が乗るバスがノ…
アマプラのジャック・テーティ事件で4kブルレイ買ってたこと思い出し。70ミリの実力が遺憾なく映し出される高画質。
一瞬の交差に焦点を絞りながら発揮する独特なユーモアセンス。無機質でグレイッシュな色使…