このレビューはネタバレを含みます
ナチスの残党追跡劇。
ストーリーはめちゃくちゃシンプル。一般市民に化けて生活しているのを刑事がひたすら追いかけるサスペンス。
むっちゃ見やすい。
昔の作品で、色も白黒なのに見やすいのは、わかりやすい…
入国手続き後の影の使い方がいぃい
ナチ残党の着目点とウェルズが細くてかっちょいいのも気になった
大好きなGロビンソン対ウェルズの時点でもう釘付けです
証拠の置き所が純真なナチと結婚してしまった嫁の良…
オーソン・ウェルズの光と影。構図とカメラワークは素直に心が躍る。また丁寧でわかりやすいプロットは古い推理小説を読む感覚に近く、頭の中でイメージが増幅する快感(最近の映画は複雑すぎてこの感覚が得にくい…
>>続きを読む天性の嘘つきウェルズが嘘つきである事の代償を全身で受け止める覚悟を体現したような異様ぶり。
オーソン・ウェルズ『ストレンジャー』
まずは(本物)の嘘つきが映画を撮れば、どんな作用を私たちにもたら…
濃い陰影やクレーンによるカメラの上下移動など、映像にオーソン・ウェルズらしさが溢れている。
「みんなブラック党」「右だよ」の会話はジョークなのかな。先の展開を示唆しているのかな。よく分からないけど何…
ありがちなストーリーなんだろうけど面白かった。
白黒の映像が本当に綺麗。
キンドラーが電話ボックスのメモ帳にハーケンクロイツの落書きをしてたのがちょっと笑えた。
時計台の不気味な鐘の音も凄く良かった…
ナチス残党狩りの攻防を描くフィルムノワール。
バチバチのライティングとカメラワークが快感。ほんの少し顔の角度を変えれば表情が見えなくなるギリギリのところに、人物の内面への希求が生まれる……気がする……