少しずつ追い詰められていくフランツのクロースアップした顔にあたる怪しい照明、ロビンソンの丸い顔、女の虚な目、時計台の高低差を使った奥行きのあるショット、ラストの怒涛のカット割り…脚本は普通のノワール…
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真顔のロビンソンが怖い。ラッセル・メティの陰影に高低差のある時計塔内の撮影やロレッタ・ヤングの影、映写機前に立つ黒塗りのロビンソンなど画面が充実しており、ラストの銃撃戦ではまさかの突き刺しから落下…
>>続きを読むオーソン・ウェルズ監督、ラッセル・メティ撮影、ジョン・ヒューストンが脚本に参加している。
予算内、時間内に撮ることが優先されたようで、この時期のRKO映画と同様に、どこか性急に撮影された印象があるが…
オーソンウェルズの映画そんなに好きではないんだけどやっぱりすごいので星5をつけざるを得ない。
カメラワークも演出もいつもめちゃくちゃこだわってるな〜撮影すごそう…
オーソンウェルズの演技も迫力ある…
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めっちゃ面白い!
ナチスの残党とは知らずに愛して結婚までしてしまうとか、メリーの引きが強すぎなんだけど、最後の最後まで互角にわたり合うのは、この時代にしては強いヒロインなのかなと思いました。
ラスト…
表情や胴体そして壁に被さる黒い影。俯瞰多めで縦横無尽に回りこみ途切れずに追いかける。二階の手摺り。一度だけの煙管。白昼の再会と抱擁から植え込みと林。喫茶店の盤上の駒。地球儀と書斎。書き残し。真実の告…
>>続きを読む小さな街でのナチ残党狩り。
ヒッチコック的なサスペンス。
シンプルで決して先が読めない訳ではないが常にある緊張感が最後まで心地よい脚本。
オーソンウェルズ作品のクレーンを使ったカメラワークは面白い。…