時計台でのやり合いはヒッチコックの『めまい』を彷彿とさせるアングル、緊張感で、観てるこっちも汗かくレベル。それほど集中して観られたわけじゃないけどここで一気に目が覚めた。光と影の演出も冴えてる。キレ…
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ナチスの残党狩りに執念を燃やす戦犯聴問会委員のウィルソンは、逃げ失せたナチスの高官を探しにコネチカット州の田舎町ハーパーへ向かう、という映画を終戦の翌年に制作し、映画史上初めてホロコーストの映像を挿…
>>続きを読む光と影を魔術のように使い、ファシズムの暗い残滓をそのショットの節々に忍び込ませ、オーソン・ウェルズがストレンジャーとして降り立つ人物と再会して殺人を犯すまでをワンショットで描ききり、フィルム・ノワー…
>>続きを読むオーソン・ウェルズの監督作の中ではあまり語られることのない作品だけど、これは間違いなく傑作だ。
脚本には甘いところがあったりもするのだけど、とにかく映像が素晴らしい。全体を通して、ウェルズの演出力が…