影の映画。
当たり前だけれど、生きている限り臭いや記憶というのは消せなくて、その存在を意図的に無くそうとすればするほど、意識下でその影は大きくなっていく。
掛けたハシゴは外せない。
ナチスの扱い…
時計台(内部の異様に長い梯子!妻を殺すべくその横木をギコギコ切ってるウェルズの顔!)の大時計で敵役が死ぬのは『カリ城』みたい
ウィリアムとランキン=キンドラーとの対決に思われたドラマが、メアリーの…
濃い陰影やクレーンによるカメラの上下移動など、映像にオーソン・ウェルズらしさが溢れている。
「みんなブラック党」「右だよ」の会話はジョークなのかな。先の展開を示唆しているのかな。よく分からないけど何…
NETFLIX物色してたら、映像の魔術師オーソン・ウェルズが出てきたので飛びついた。
皆さん映像の魔術師、魔術師書かれてるけど、この作品そんなに魔術師感出てただろうか。凡人には分からなかった、、汗…
No.204[ナチは見た目じゃ分からない] 70点
この手の先見の明があるウェルズは1946年にナチス残党狩りというテーマを持ってきた。しかも当時はニュルンベルク裁判真っ只中な上、その場にいない人…
身分を隠してアメリカに潜伏しているナチスの残党を捜査官が追い詰める戦後サスペンス映画。犯人探しではなく、利害関係者を揺さぶって証拠固めをする心理スリラーが中心になる。シンプルなプロットで話がわかりや…
>>続きを読むストーリーとしてはある種「手紙は憶えている」のような、身分を偽り暮らそうとする元ナチとそれを追う残党狩りの攻防戦。
相も変わらずカメラワークと構図の切り取り方が巧みすぎる。光と影の魔術師ですか本当…