水が、海が、嵐の波が曳舟を飲み込もうとする未だ見ことのなかった物理運動の美しさ。
高潮は地平線をフレームの外へ追いやり、波は自らを跡形もなく崩し尽くしながら、曳舟に飛びかかる。
自分が見たなかで…
幸福な結婚式や、晴れた日の浜辺の空き家から、機械と男たちと荒れた海の世界との落差。曳き船の船長として誰かを助け続けてきたアンドレは、ついに愛する妻は救えず、そして悲嘆に暮れる自分を誰も救ってはくれず…
>>続きを読む濱口竜介が好きな外国語映画5選に選んでる本作。
お互いの嘘、90分ほどでまとまっていて見やすい。
半分ロケの半分セットとのこと。大きい画面で見ると船のシーンはどこも迫力がすごい。水が生きているかのよ…
永く、曳舟というタイトルには惹かれていたが、
なかなか見るチャンスがなかった作品をついに。
これは傑作、ふたりの女性を失い、仕事に戻ってゆくジャン・ギャバンに聖書の言葉が沁みる。
グレミヨン5本目だ…
聖書の言葉が傑作感を煽る。結婚式で急に土砂降り。特撮で荒れる海に翻弄される船。家で不安に駆られてベッドにうつぶす嫁と新婚嫁を映すカメラがどんどん引いて窓を突き抜け外に出てもなお2人を映す。酒場で愚痴…
>>続きを読む凄い良かったが、なんかこう、いま映画みたいな総合芸術は成り立ちの因果でいろいろ詰め込むことができすぎて、現代ではもう終わりのところまで来てる感じがする(文学や音楽は構造上踏みとどまれている)。そうな…
>>続きを読む久々に見たが、ほとんど覚えてなかった。
嵐のシーンは当然ミニチュアだろうが、揺れる船内なんかド派手で、こうした凝り性を見るにやはりグレミヨンは信頼に足る。浜辺のシーンはロケ撮だろうか、やたらと雰囲気…
冒頭が結婚式で、船乗りとの結婚という時点で不幸が襲ってくるのは目に見えているんだけど、想像と違った。どんどん思いがけない展開になっていって、半分くらいまでは沈没しかけた船を引き上げようとし、でもその…
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