遭難船を助けるシーンで、荒れた風と海の音に合わせて低い男の呻き声のようなものも聞こえたのは気のせいか。ラストの妻が病死するシーンでも、フレーム外からこの呻き声が聞こえる。意図的にやっている気もする。…
>>続きを読む荒波に揺さぶられる船の中を捉えた臨場感たっぷりのカメラワークと、救助されてない男女の物々しい会話の内容がこれ以上ないほど重なった序盤の一瞬に恍惚とさせられた。同じ手法をより歪に面白おかしく展開してみ…
>>続きを読む濱口竜介が影響を受けたと公言する1本。確かにわかる。ジャン・ギャバンかっこいい。内容はちょっと、安易に言葉にできない。普通に1ヶ月くらい引きずると思う。
ただ、20年代〜30年代のいわゆる「海の男」…
スペクタクルメロドラマ。怒涛の心象風景。大波にさらわれたように何も残らないラスト、ジャン・ギャバンの表情が全て。会話中の人物の顔だけに当たる照明、せっつくようなカット割、救助信号の音がおっさんの呻き…
>>続きを読む演出4
演技4
脚本4
撮影5
音楽5
技術5
好み4
インスピレーション4
濱口監督が好きな作品に挙げていたので気になって鑑賞。
脚本にマルセル・カルネ作品でお馴染みジャック・プレヴェール、監…