ロベール・ブレッソン監督作品
『湖のランスロ』よりも、判りやすいかなっと推測して鑑賞🎵
一旦、採点をしたが、測定不能な今まで観たこともない映画。
このテーマだと、例えば、テレンス・マリックが監…
"痛み"が可視化される映像には感嘆するばかり。人だけでなく、空ショットも意味性を持ちすぎているほどで、この尺ながら圧倒的な強度で一人の青年を追う。
より根源的な感覚での痛みや苦しみは本来分かり得ない…
若者の内面と社会の崩壊を重ね合わせた終末論的叙情の極北。
シャルルという青年が、政治や宗教への幻滅と、環境破壊への無力感のなかで深く沈んでいく。彼が思考するほどに社会との断絶感が増し、最後にはあっけ…
水面の波紋から発砲に繋ぎ、ラストも被弾を見せずに終わる、アクションの起点/決定的瞬間を切除する編集の鋭さが増していると思う。
モンタージュによる断絶感はリアクションと分断された『スリ』『バルタザール…
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