ロメール特集にて観賞。恋を手に入れようと一寸強気になれる若い頃ならではの男の愚かさがコミカルに伝わってくる小粋な短編。でも女性の方が一枚も二枚も上手だったりする。気になる一切をラストで見せないドラ…
>>続きを読む一方へのアプローチがはからずももう一方へのアプローチに結実してしまうというアイロニカルな構成がいかにもロメールらしい。賢しらな主人公の思惑の斜め上をいく展開は、もはや素朴な勘ちがいという以上に、男女…
>>続きを読む世間一般的には二股かけるのは意味がわからないというのは周知の事実だが、二股かける理由がこうも明快で男の阿保さと女の訳わかんない理屈とかがすべて納得のいく形でスッと落ちるラストの軽やかさ完璧かよ。ロメ…
>>続きを読むゼンマイ式の小型カメラで撮影されたため、ショットの長さは最長で20秒、セリフもナレーションも後から入れたもの、といった苦しい状況でのロメールの初期の作品だけれど、それでもチンケな男のプライドとか、女…
>>続きを読む台詞が少なくナレーションばかりで、盛り上げるような音響もなく。過度に演出せずにパリの日常を描きたかったのかな。登場人物の感情の起伏があまり伝わってこないから感情移入もしづらいけど、ちょっとした動作や…
>>続きを読む『六つの道徳的コント』小説版とはまた違った味わい。小説は若干インテリ臭がうるさく感じもしたんだけど、映画の方はこれぞロメールって感じの軽妙酒脱な短編。
映像にした時にドレスダウンされてちょうどいい。…