すげぇ。3時間、どうなるの?早くに点と点が繋がりそうだけど、繋がらず、その訳もよく分かり、しかも、繋がらなかった悲哀も含めながらの、あのラスト、大好き。
分かりやすい勧善懲悪や推理ものなんかではな…
サスペンスとしてはかなり異色のテンション。マニアが好きそうな変なノリ、被害者の感情を深く掘り下げる描写。まず台風の海難事故と、放火強盗と、殺人をセットにするという設定も珍しい。飢餓海峡ってそういう意…
>>続きを読む戦後日本の混乱した世相を描いているという意味ではリアリティがあるのかも知れないが、三國連太郎演じる殺人犯の取り調べが状況証拠と刑事たちの憶測を元に一方的に進んでいくので、ミステリーとして見るとかなり…
>>続きを読む戦後の日本、辛く重苦しい暮らしを強いられた人々の犯した罪、北海道から青森、東京を結んでの殺人事件捜査を、今は亡き名優達が哀切たっぷりに演じたサスペンスドラマ。
映画て、こんなに痺れるもんかね、とい…
1965年内田叶夢監督。1947年函館で起きた強盗殺人事件は大火の原因となる。3人組の犯人は青函連絡船で逃亡を図ったが嵐の中で1人(三国蓮太郎)のみが生き残る。逃走を続ける三国が出会った宿女中(左幸…
>>続きを読む 序盤の北海道の場面の荒々しさと言葉は悪いが軍服姿の汚らしさが目に焼き付くのは決して16mmフィルムからブローアップした画面だけの理由では無いと思う。
本当に戦後の荒廃を体験してきた…