大島渚の久しぶりまた観る
1960年6月15日の数か
月後。元運動家同士の結婚披
露宴が行われていた席に警察
に追われてる新婦知人が現れ
安保闘争で闘った世代と約10年前に闘
った世代。新旧二つ…
安保闘争のありったけの熱をフィルムに刻み付けた力作。
政治論争で終始するという異色作で、
当時は客の不入りで4日で公開が打ち切られたようだが、
それだけ時代の先端を突っ走っていたのだろう。
果てし…
式場はたちまち討論の場になる。
大島渚が制作中止を恐れて急ピッチで撮られた映画。そのための長回し、そしてそのために多少噛んでもそのまま使われる俳優陣。ところどころ、自分がカットを入れる責任を負いた…
大島渚監督の総括的映画で、浅沼稲二郎事件ですぐに上映中止になってしまったという歴史をもつ。日本共産党内部における山村工作隊からうたごえ運動への指導方針の目まぐるしい転換のなかで振り回されてきた若者た…
>>続きを読む1960年時点での左翼運動をここまで深く描いた作劇は初めて見た。
武装闘争路線→うたごえ運動→新左翼を中心とした安保闘争。
この時代を各々がどう生きたのかという人間模様としてまず面白い。組織の内側の…
このレビューはネタバレを含みます
素晴らしい一作だと個人的に思う。
演劇的手法でカットを回して、スポットライトを当てることによって、その人たちの間にある権力関係を晒し出している。
叙述の手法は「藪の中」を彷彿させる。いったい誰が…
「演劇的映画」
安保闘争の中で、活動した学生達が過去の過ちについて論争する作品
結婚式が舞台であったが、劇中の台詞のとおり「結婚式ではなく葬式」であった。結婚式であるにもか関わらず重たい雰囲気し…
安保闘争の話と言われると馴染みの薄い昔の話に聞こえるけど、実際のところはスクールカースト、陽キャと陰キャ、声のでかいやつが主導権握っちゃう学級会っていうのがテーマになってるので、今の自分にも十分身…
>>続きを読む松竹株式会社