日本の夜と霧に投稿された感想・評価 - 4ページ目

『日本の夜と霧』に投稿された感想・評価

 1960年大島渚監督。安保闘争後の結婚式の場で戦後左翼闘争を巡る糾弾と論争が行われる状況を描いた映画。松竹が監督に無断で公開を打ち切ったために大島監督が松竹を退社する事件に発展した。短時間で撮影し…

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Frengers

Frengersの感想・評価

3.6

@国立映画アーカイブ
仲間の結婚式の場が60年代安保を軸にした討論の場に。個人的/政治的が如何に結びついていたかを紐解く社会ドラマ。そして冒頭の圧巻の長回しはこの作品の基本的な要素を教えてくれる。視…

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 素晴らしい一作だと個人的に思う。
 演劇的手法でカットを回して、スポットライトを当てることによって、その人たちの間にある権力関係を晒し出している。
叙述の手法は「藪の中」を彷彿させる。いったい誰が…

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緑

緑の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

今風に言うなら安保婚のふたりの
結婚式での話。

以前、70年の学生運動は出会いの場だったと
誰かに聞いたことがあるが、
もっと前からそうだった模様。

葬式のような結婚式に相応しく、
ずっと硬い表…

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長回しの会話劇の演出方法が特殊というのが注目点なのだと思う。おそらくまともにセリフを覚えさせずに1発で撮っているきがする。言い間違いがあくまで役者が話す上での言い直しになっているので、リアリティはな…

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はる

はるの感想・評価

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噛む事が映像の勢いを殺すことが分かってしまう、同じイデオロギーを持つ筈なのにすれ違う、歌って踊ればみんなが同じ方向を向いてまとまってしまう滑稽さ、言葉を振りかざす野沢の声は切りに巻かれていく
Evans

Evansの感想・評価

4.4

「演劇的映画」

安保闘争の中で、活動した学生達が過去の過ちについて論争する作品

結婚式が舞台であったが、劇中の台詞のとおり「結婚式ではなく葬式」であった。結婚式であるにもか関わらず重たい雰囲気し…

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 安保闘争の話と言われると馴染みの薄い昔の話に聞こえるけど、実際のところはスクールカースト、陽キャと陰キャ、声のでかいやつが主導権握っちゃう学級会っていうのがテーマになってるので、今の自分にも十分身…

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大島渚監督が描いた60年代安保闘争の学生たち。公開4日で打ち切りになった問題作。

正直、学生たちが話している内容、意味が全くわからなかったので、深く考えずに聴きました。

思想で対立する人たちがと…

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m

mの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

津川雅彦が全学連の学生を演じるという事実が本作を劇映画に仕立て上げており、友人の結婚式で捲し立てる彼の滑舌だけがドキュメンタリー性をもたらしている。

「若者よ 体を鍛えておけ」という歌とブザーがず…

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