2012/2/13鑑賞(鑑賞メーターより転載)
ヴィム・ヴェンダースは今まで観た作品どれも好きな部類に入っていたが、これは何とも感想を述べがたい映画。完全にSF映画のノリで始まったと思ったら突然監督…
良かった。好きや。
フィルムが切れた映画撮影。
困ってる監督
創作苦戦中のシナリオライター
トンズラしたプロデューサー
退屈な美人女優
二人組みの少女
物語の撮影の中にも
いろんな物語がある。…
人類も映画も死に絶えつつあるなか、それでも映画を撮ることの気だるさと悲壮感。レアリズムもフィクションも過去のもの。でも私たちは「物語」を求めるのである。「生存」するために。
ヴェンダースの車は思考の…
フラーやコーマンの登場が、彼の映画に対する愛を表していて、何より映画の映画であり、「軽蔑」的な話でもある。
私的で詩的な映画。
ショットはかなり決まっていて、ミラー越しの十字など予見的なショットも素…
数十年前にやっとカラーが出て来たのにも関わらず、"白黒映画は形がはっきり明白に分かれるからいい。"そう言ったのは、アメリカの商業映画に喧嘩を売ったヴィム・ヴェンダースだ。白と黒、光と陰、愛と死。
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