キューブリックの反戦映画。
同じ戦争物でも『フルメタル・ジャケット』とは全く異なる視点で描かれる。
戦争映画なのに敵が一切出てこないのはすごい。敵なんか存在しなくて、味方が敵になりうることを暗示して…
最後の歌のシーン、ドイツ人が酷い目に合わないかとめっちゃ緊張したが救いのあるエンドでホッ。キューブリック作品ににつかわしくないストレートな感動的エンディング。キューブリックがこれを撮ったのかと考える…
>>続きを読む比較的端正な切り返しで繋げられる軍事裁判の風景と、長回しで臨場感を閉じ込めた戦場のシークェンスを使い分ける手法そのものは、その主題と興味も含め、後期代表作である『フルメタル・ジャケット』の作りに通ず…
>>続きを読む先日、「フォーリング・ダウン」で史上最高のマイケル・ダグラスを楽しませてもらったばかりなので、続けざまに親父カーク・ダグラスの代表作を鑑賞。
現ナマに続いて、分かりやすい方のキューブリックだね!
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キューブリック初期の傑作。
ラストの合唱シーンは戦争によって殺人マシーンになってしまう人間の存在、権力を乱用する上の人の身勝手な精神などの様々な思いが交錯し、観る側の想像力をかきたて涙。
人間は自分…
□台詞
「愛国心とは悪党の最後の言い訳」
「上官の前では兵士だということを忘れるな」
「法廷の諸君。人間であることを恥じる事があるが、今がそうだ」
「処刑はカンフル剤なのだ。他人が死ぬのを見る…
名誉欲から部下に無謀極まる突撃命令を下す将軍。それは犬死に必至のものだ。それでも命令なのだから従わざるを得ない。敵国の猛烈な爆撃の中で仲間は次々と吹き飛ばされる中、退却を余儀なくされ生き残った兵士た…
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