ここまで完璧なカットは、現代でも色褪せることはないのだと衝撃でした。劇中全ての構図や配置、台詞のタイミングは研鑽の極みでした。人物が動いた後の配置まで計算され尽くしいて、本当に映像としての完成度が凄…
>>続きを読む溝口健二監督が、「安寿と厨子王丸」の童話でも知られる説経節の演目を基にした森鴎外の小説を映画化🎬
ジャン=リュック・ゴダール監督の『気狂ピエロ』のラストの海のシーンは、この映画のオマージュだと知…
原作は文豪 森鴎外の「安寿と厨子王」。過酷な運命を生き抜いた姉、弟、母親との家族愛と、極悪役人への復讐を成し遂げる勧善懲悪の2本柱で構成された純文学の王道物語のようなエゲツナイほどヒドイ話。ひとつ謎…
>>続きを読む2024/11/21
スコセッシによる4K修正版にて鑑賞。オーディオコメンタリー宮川一夫、依田義賢、最近亡くなった白井佳夫によるものだった。当時の話を詳しく話しており溝口演出を体感したものしか感じら…
2025/8/5火曜日9:30〜BS4Kモノクロ4kデジタルリマスター
猛暑日連続している数えていないけれど
外出を控え運動禁止警告あり テレビ欄を見ていた家族の進言により見る事に 初めての作品
…
一家離散と”奴婢“⁉︎という、我々にはパンクじみたテーマ。消滅した日本独自の神聖さもフィルム全体に染み渡っていて、良い。
鴎外版(原典)にあった地蔵の治癒能力も排したのは英断。あのぬるい救済が入って…