覚悟はしていたつもりだけど、手強い。オリヴェイラ監督が82歳ぐらいの時に公開された作品。
「精神を病む人の家」という表札が掲げられた美しい邸宅が舞台。アダムとイヴやイエス・キリストをはじめとする聖…
ベートーヴェン《悲愴》と共に始められ、シーンのひとつとしてのピアノの演奏と人間の声によって神や宗教や哲学が語られる。動きの少ないカメラで映す難解な会話劇はある種のベルイマンの手法に通じるものがある。…
>>続きを読むこれがオリヴェイラか〜…!
西洋のキリスト教観と諸々の哲学で殴られる映画
聖書と罪と罰の内容は一応知ってるつもりだったけど時差で理解できたって感じだった。ニーチェの哲学は超訳しか読んでないからつい…
聖書やらドストエフスキーやら色んなテクストが演じられて絡み合う。罪と罰のラスコリニコフとソーニャが会話してる後ろでラザロが復活したり、とにかく人を食った演出。
そもそも彼らは演じてるのか、狂ってるの…
思考した人間が個として全として行き着くであろう矛盾や対立がひとつの精神病院に収まっているドリーム群像。冒頭のイヴの姿といい接吻をし場を離れるシーンといい魅力溢れる印象は持ち帰るも、再現の先にあるもの…
>>続きを読む精神病院と宗教
アダムとイブから始まり聖書になぞらえて進んでいく物語
宗教をふわ~~~~~~っとしか勉強していない身としてはなんとなく分かる状態で見てしまって勿体無い気もした。
男達がまぁまぁ下衆く…
素晴らしい作品。
聖書やカラマーゾフの兄弟、ラザロの復活、罪と罰などの話を精神病棟で演じる話。所々脚色を入れることで、神の不在などのメッセージが入る。
散々語り継いだ後、ラストにはカチンコが入る。…
食卓シーンでの切り返しが凄い。
どうやって撮ってるのか、、芝居の繋ぎが滑らか過ぎる、、2-3カメ使ってるのかな、、
ぶっ飛んだ話だけど、カット構成やアクション繋ぎ視線交差の上手さや突発的なアクション…
アダムとイブから始まり罪と罰やカラマーゾフの兄弟、クリスチャンVSニーチェ信者の論争から最後の晩餐やラザロの復活まで精神病院で繰り広げられる狂想曲と言ったらいいのか何なのか。役者が精神病患者を演じ更…
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