「神曲」
冒頭、広大な精神病院。
アダムとイヴ、キリスト、預言者と哲学者、ラスコーリニコフとソニア、カラマーゾフ兄弟。様々な患者の成切、宇宙の始まり、ラザロの復活、マルタの霊感、ピアノ演奏…
罪と罰の真似する2人のシーンすげー。赤い椅子に置かれた聖書のクロースアップを挟みながら、上手下手からのショットをつないでいく。振り向く瞬間につなぐのも素晴らしい。レオノールシルヴェイラの演技も良かっ…
>>続きを読む自分を偉人だとか小説の登場人物だと思い込んでいる精神異常者(?)たちが哲学的、宗教会話やドストエフスキーの小説を演じるやばい映画。おそらく、カラマーゾフの兄弟と罪と罰を読んでいないと何が起きているか…
>>続きを読む物語は、ある精神病院という空間に限定される。「精神を病んだ人々の家」という名の精神病院には様々な人物が入院している。冒頭、おそらくアダムとイブらしき全裸のカップルが庭内におり、それを院長や患者が全…
>>続きを読む精神病院を舞台に自らを神話、古典文学の登場人物と信じる患者達による叙事詩。
ラスコーリニコフへソーニャが『ヨハネによる福音書』11章を朗読するシークエンスは、J-L ゴダール『こんにちはマリア(J…