シュトロツェクの不思議な旅に投稿された感想・評価 - 5ページ目

『シュトロツェクの不思議な旅』に投稿された感想・評価

【一言で言うと】
「異国での“淘汰”」

[あらすじ]
ベルリンの刑務所から出所したシュトロツェク。彼は娼婦のエーファーとシャイツ老人とともに、アメリカを目指す。ウイスコンシンに到着した三人は移動式…

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劇場公開最終日の駆け込み鑑賞。
自由の国アメリカへの希望と現実にぶち当たった絶望を、ヘルツォーク流のアメリカで描く。

「カスパー・ハウザーの謎」で不思議な存在感を残したブルーノ・Sは、ここでもやっ…

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新聞ミニチュア船,オナラ引火,退所即ビール,老人預かり九官鳥返却祝杯,鉄琴アコーディオン演奏会,爺月光演奏,ピアノ上土下座,新生児指ぶら下がり,娼婦資金調達,爺職斡旋,エンジンワイヤー降ろし,ペンチ…

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このレビューはネタバレを含みます

何処が不思議な旅だつたのか、未だによく判らないおはなし。


誰れにも彼れにも虐めらる。金も職も希望も無い。刑務所から生まれ出づる彼れを待ち受けてゐたのは、何うしやうもない現実。
其んな現状を打破す…

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「形式だけ」の監獄は自由の大陸にも広がっている。ピアノを弾く鶏は籠の中で踊っているだけ、しかし何度電気を切られても踊りをやめることはない。罠にかけられ、すべてを奪われ、遂に失うものを失うことで、ぐる…

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このレビューはネタバレを含みます

まぬけな男。まともに生きられない男。最後までどうしようもなかった男を描く。

男の過去が語られるとともに、男は「酒で身を持ち崩す男」から「施設で育った男」になり、やがて「ナチス統治下で育った男」にな…

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芸術一家を描いた「マイヤーヴィッツ家の人々」で芸術家である父親(ダスティン・ホフマン)が飼い犬の名前の由来を聞かれ、「西ドイツの映画に出てくるブルーノ」と答えるシーンがあって、ずっと気になっていた。…

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無茶苦茶な映画だ。
女を取られてもすごすごと帰るしかないし、大事なピアノの上でこれ以上ない土下座させられるし、夢も救いも希望もない。
ひたすらクルクル回って、馬鹿みたいに踊るしかねえのよ。

中庭でアコーディオンを弾くシーンから、刑務所を出て自由と夢を追うシュトルツェクに引き込まれます。しかし、夢を追ってアメリカに行きますが、そこには自由などないということがよくわかります。画面には異質な…

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leyla

leylaの感想・評価

4.6

ジョイ・ディビジョンのイアン・カーティスが今作を観た後に自死したことで気になっていました。

主役のブルーノ・S本人の人生が反映されているとのこと。ブルーノを調べるほどに奥深くて、彼のことを書くと長…

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