1948年。冗談のように面白かった。違法賭博の太い胴元の片腕として働く弁護士は、零細胴元の兄をほだそうと奔走するが、あれやこれやでもう大変、やがて哀しきノワール物語。
賭博のあれやこれやはややこ…
エレベーター前でのヒロインを引き止める素晴らしいショットは、浮遊感を持ったダンスのような撮影を用いて豊かな映画的体験をみせるが、実際のダンスシーンはすぐに中断され、音楽の停止とあわせてまもなく訪れる…
>>続きを読むこの時期の低予算ハリウッド映画の例に漏れず、語りの経済性が郡を抜いている。映画があまりにもテキパキと進行していく様には舌を巻くしかない。
ここぞという場面での人物の顔へのアップショット、人物のシルエ…
Film "Très" Noir. だと、思いつく。良かれと思ってした事が周りの人をさらに不幸にしてしまう悲劇。モノローグとともに下へ下へ降りていく、そのシーンは強く印象に残る。彼は「金に色は付いて…
>>続きを読む去年、山中貞雄の作品をシナリオ読みながらシーンごとにじっくり見ていくのが面白かったので今回は『悪の力』をシーンごとに区切って見ることにした。7年ぶり?くらいの再見、やはり素晴らしい。書いた感想が断片…
>>続きを読むジリジリと状況が追い詰められていき、電話が盗聴されていると気づいた瞬間の目のクローズアップから一気に暴力の世界へと転がっていく。
終盤の銃撃はどちらも瞬間的で実に素晴らしい。
ジョン・ガーフィールド…
非常に詩的。
巨大なカネの流れの中で、自身の生き方にそれぞれ疑問を持ちつつも分かり合えずぶつかり合う兄弟が悲運に飲み込まれていく物語。
それぞれが各々の立場で欲求を満たすべく動き雁字搦めになっていく…