これもめちゃめちゃ面白かった。コメディで風刺をするというまさにコメディのお手本といった映画。葛藤も分かりやすく、裁判のシーンも面白い
この三國連太郎、風貌がアイリッシュマンのジミーホッファ(アルパチ…
上映中にフィルムが切れて(経年劣化らしい)10分ほど中断。なかなかない経験なのでそれはそれで面白かった。大事なところで寝てしまったらしく後半話が掴めず‥。でも三國連太郎の存在感。あと伊藤雄之助の刑事…
>>続きを読む話がどこへ転ぶのか分からず、コメディとだけ聞いていたのでそのつもりでみてたら、めちゃ社会派で実際の松川事件をかなり追ってつくられてることが後で分かりました。
松川事件のような冤罪事件を泥棒の視点から…
昼の顔はモグリの歯医者
夜の顔は土蔵破りの小泥棒
戦後間もない東北を歩き回って捕まって、改心するかと思った途端に再び過去に追われてゆく。
日本映画史上最高の心優しい臆病な東北弁泥棒を三國連太郎が熱演…
このレビューはネタバレを含みます
<他人のために! 泥棒が説く人の道>
主人公の義助はニセ歯医者の傍ら、土蔵破りの裏稼業を持ち、シャバと刑務所を往復しながら暮らしている。
だがある時、大事件の犯人らしき者たちを目撃したことから、冤…
東北訛りがきつくてほとんど何言ってるかわかりませんがドタバタ人情コメディかな?と思ってみてたら中盤の「おばんです」「こんばんは」の不気味なシーンからだんだんヘビーな展開になっていって驚きました。しっ…
>>続きを読む「おらたちを取っ捕まえる警察のお偉方がですねぇ、おらたちより嘘つきだというのはどういう訳でしょう。いや、嘘つきは泥棒の始まりって言うんべか?」
ラストの証言台に立つ三國のすっとぼけた台詞回しに巧い…
ぜひ劇場の大画面で刮目するべき大傑作。三國連太郎の映画を知れば知るほど彼の懐のデカさに酔いしれてしまう。山本薩夫は社会派すぎる故どこか毛嫌いしていたが序盤の何でもないコソ泥物語から中盤さしかかったあ…
>>続きを読む列車脱線事件で有名な「松川事件」。その犯人を目撃した泥棒の証言によって裁判が覆った実話をもとに映画化されたコメディ。
『松川事件』を映画化した山本薩夫監督がふたたび同事件を題材に、ひとりの泥棒の人…