アンティゴネ~ソポクレスの《アンティゴネ》のヘルダーリン訳のブレヒトによる改訂版1948年に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『アンティゴネ~ソポクレスの《アンティゴネ》のヘルダーリン訳のブレヒトによる改訂版1948年』に投稿された感想・評価

4.0

あらゆる言語への翻訳を重ねられた古典を映画へ翻案するという何重にも屈折した作業が、オイディプスとイオカステーの近親相姦によって生まれた奇形児アンティゴネーと共鳴する。

視覚化されたイマジナリー…

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ゆう
3.4

久しぶりに見たけど、そこまでピンと来ず。

演劇設定のような俯瞰気味に、ここでもあくまで厳粛に繋いでいく。
太陽が雲から見え隠れして、本来は避けるはずの自然光もそのままで使い、舞台の現代の映り込み+…

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舞台しすぎているかと思いきやそうでもない
演劇であることは間違いなけど
「ヘリコプター音のみで映画としての程を成している」というわけでは勿論なくて、
時代を越えた街並みのインサートだったり、
対話の…

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国家の正義と個人の正義、狭量故のその衝突。
ジャン=マリー・ストローブ&ダニエル・ユイレ。
原作はソポクレスによるギリシャ三大舞台悲劇の一つ、『アンティゴネ』。
これをフリードリヒ・ヘルダーリンが独…

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☑️『アンティゴネー』及び『黒い罪』『セザンヌ』▶️▶️
その方の知識なく、この作家の研究書も当然持ってないので、この文学的背景·ベースには無知だが·その尊重のストレートかつ毅然はここで…

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映像表現としては難しいですが
膨大な台詞により展開する物語は解りやすい

ロケ地や立ち位置がほぼ固定
被写体との距離感や角度が独特です
不自然なフレーミング感覚が逆に凄いのかも😅

地面を見ながら四…

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ジャン=マリー・ストローブ&ダニエル・ユイレ監督作品。
ソポクレスの悲劇『アンティゴネー』の映画化作品。

ダニエル=ユイレによくある神話的戯曲の映画化作品だけれど、登場人物が多かったり、感情的に話…

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とても分かりやすいストローブ=ユイレ。無駄を一切切り通した演劇的映画。風景が美しい。

『純粋な言語行為、本来的に映画的な言表や音声的イメージを引き出すことは、ジャン=マリー・ストロープとダニエル・ユイレの作品の第一の様相である。…それはテクストのある種の抵抗を前提とし、それだけにいっ…

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alberg
4.0
恐ろしいまでの労力をかけてこれ程までに厳密な映画を撮る、その膨大なエネルギーは何処から来ていたのか?

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