ミヒャエル・ハネケ監督作。
映画の冒頭に「93年12月23日 19歳の大学生マキシミリアン・Bはウィーン市内の銀行で3人を射殺 直後に頭を撃ち抜いて自殺した」というテロップが流れる。
ハネケ流群像劇…
ドラマ性を排した4人それぞれの映像がブツっと切れて代わる代わる流れる映像。
人は断続的な断片からその場の状況を見ることしかできない、そうインタビューで言っていたハネケ監督。
監督インタビュー映像を先…
あぁ、これは『コード・アンノウン』と同じタイミングで観たかった…。
人間は常に不確かな断片的な情報にさらされ、それから何か答えを導きだし、それを理解しようとする。しかし、その導き出された答えも単な…
13 June 2015 DVD
現実のニュースと"私達の世界"。誰と誰と誰が殺害されたかなどの説明も要らないというこのスマートさ。誰にでも物語があって、しかし突如としてなかったことにされる。他人に…
いかにもハネケらしい作品。
断片的な映像、示唆的な表現、セリフの少なさなど。長回しや何のことない会話から、監督が何を伝えようとしているのか。じっくりとラストに向かっていきます。
監督のファンなら好き…