テレビのニュースで流れる世界の断片。その断片の全てを集めてつなぎ合わせても世界は出来上がらない。人間の存在は断片に納まるほど軽くない。だけど、断片を見て分かった気になる。あるいは分かろうともしない。…
>>続きを読む感情の氷河期3部作で見逃してた今作やっと見れた。
観る者に迎合しない、挑戦的で挑発的な作風ですがこちら側に自由な発想で考えさせる余地を与える稀有な映像作家。
ハネケファンならこの映画が誰が監督かを知…
クリスマス前、見事に関心ごとがバラバラなままそれぞれの物語が進んでいく。
「PCのデータが消えたときも安心!」ってCMが流れるシーンで、「データ飛ぶのはおぞましすぎるよね」なと思ったけど、「状況が…
三作目。すっかり内容を忘れていたものの、開始5分でオチまで鮮明に思い出す。日々ニュースやネットでいかに断片なソースしか受け取っていないか。街の事件から紛争までその裏側には人の分だけ物語がある。それら…
>>続きを読むミヒャエルハネケ初期三部作の三作目。(スンマセン間違って二作目と書いてしまいました。。)
一作目の「セブンスコンチネント」と内容やテーマはほぼ一緒。
一作目は1988年辺りのドイツが背景だったの…
DVD付属インタビュー内で監督のハネケ自身が饒舌に(核心までも度がすぎるほど)語るように「構造の秘密とは長さ」なのである。71 Fragments of a Chronology of chance…
>>続きを読む原題を日本語訳すると「ある機会における年表の71の断片」で、断片を綴り一つの出来事に帰結させる初期ハネケらしい作品
不法にオーストリアへ訪れたルーマニアの少年や養子を求める夫婦、凄惨な殺人を犯す大…