71フラグメンツに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『71フラグメンツ』に投稿された感想・評価

機器
5.0

71の断片を写して、安易に理解や感情消費させず、視聴者に思考を強制させる。
消費社会は加速の一途を辿って、日夜、ニュースの全体像を把握しただけの不徹底な理解を用いて議論が交わされている。情報過多、関…

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しゅ
4.1

ある時点で交わる人間たちをその瞬間までひたすら見つめ続ける1時間半。
ガスヴァンサントが『エレファント』でやろうとしたことはこれではないか。今作はあまりにも映画的に上品に暴力的にやっているけど。
各…

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ハネケの映画は本当に観るたびに驚かされる。無機質なカットの連続で紡がれる人々の群像劇で、その行間や背景にあるものは一切描かれない。それが想像を掻き立てるし、自分の中には無性に不穏な気持ちが芽生えてく…

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たつ
4.4

良い映画。映画はカットの連続であり、カットとカットの間に何が存在するかは分からない。カットがある限り意図を持って世界は省略されている。

ウィーンに密入国した少年、賭けパズルをする大学生、児童施設を…

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4.2

1993年12月23日、ウィーン市内の銀行で大学生が銃を乱射し、3人が死亡、犯人の大学生も自殺した。
犯人の大学生、不法入国者の少年、女性銀行員とその父、里子が欲しい夫婦、銀行の警備員…たまたま事件…

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I
5.0

銃乱射事件に至るまでの群像劇
執拗に繰り返されるテレビ画面のニュース、十字架を作るパズル、マイケルジャクソン、卓球、私はガソリンスタンドで多分、同じ気持ちになったことある
ガスヴァンサントのエレファ…

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『TATOO〈刺青〉あり』とか『十階のモスキート』を難解にしたような映画だった。
のぶ
5.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ神映画。
断片的な情報をオムニバス形式で見せられて、最初はキャラを整理するのに頭を使うけど、徐々に全てが繋がっていく感覚が気持ちいい。
長回しは個人的に苦手意識があったけれど、センスで黙…

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4.5

ある事件を迎えるまでのそれぞれの人生が断片的に積み重なっていくお話

面白すぎる。ただ人の人生の断片を見せつけられるだけにも関わらず印象的な長回しとハネケらしい嫌な空気感が詰まっていて最高。誰に寄り…

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マ
4.2

もしも"映画のVaporwave"が存在するなら、ミヒャエル・ハネケの初期3作品が完全にそれ。自動で聞かされる無機質なニュースとモノに脳を破壊され、破壊されたこと自体もニュースの情報として処理され続…

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