森繁久彌さん曰く、
演者として老いるということについてはやっぱりまだまだわからないことがある、奥深いものだと。
今でこそ認知症という脳の疾患だと知れ渡っているけれど、当時は何の知識も情報も福祉サー…
凄すぎる。森繁はあんまり好きではない(日本映画好き失格か)のだが、この映画の森繁は異次元すぎる。役者って凄い…。
あまりにも辛い内容で、観るのがしんどかった。妻を亡くして認知症になった森繁をその息子…
ボケ老人を描いた力作なのだが、森繁久彌と高峰秀子の迫真の演技がリアリティを生んでおり、観ているのが辛くなる映画だった。
しかし、この映画中に「おじいちゃん」という単語は何回発せられたのだろうか?
…
このレビューはネタバレを含みます
溺れてからの森繁圧巻
もしもし、は誰への呼びかけか
ボケはやはり子供へ戻るということなのか
それはつまり理想的な人間の姿?
ふすまやカーテンを使った横顔が素敵
シャワー、雨、躍動感のあるカメラ
背後…
このレビューはネタバレを含みます
自分が生まれる前から森繁久弥はおじいちゃんだった。
と思いきや、wikiによると本作当時は60歳とのこと。
いろんな人の葬式に参列してはコメントする係の人ではなく
すごい役者さんだった。
展開の速…
何も言わず二人で白い花を見つめるシーン、学生夫婦のイチャイチャを切なく見つめるおじいちゃん、終盤の木を仰ぐカット。全員が認知症に振り回されてバタバタしている中でふっと差し込まれる丁寧で静かな描写が、…
>>続きを読む@ラピュタ阿佐ヶ谷
奥さんが亡くなったショックで急激に認知症が進んでしまった森繫久彌演じる老人。
現代より認知症についての理解が薄く、選択肢も少ない。
虐げられてきたお嫁さんが義父の介護を主に行…