戦後のロシア極東、モノクロな映像と田舎と霧と泥濘、そして薄汚さ、とても戦勝国とは思えないような退廃感が画面に拡がる。要所要所で流れた日本民謡が特に日本語の分からない多くの観客にとって、単に回想映画…
>>続きを読む灰汁色に染まった世界で
子供が何色に染まるのか
憧れる大人などいない空間で
徐々に悪色に染まる必然
顔に飛び散った他人の鮮血が
温かいのは一瞬で
いずれ冷たくなるのは
僕らもみんな同じこと
…
・飼っていたブタを殺される
・タルコフスキー的な画作り
・裏切り者を残し故郷をさる
・火鼠、病原菌
・愛と憎しみ
・演出はPOV、ティルト、ホワイトアウト、ファストトラッキングを多用
・子供、戦争、…
題名の破壊力が凄くて前から観たかった作品。ようやく映画館で観られました。
映画も題名に負けない破壊力がありました。
「土佐の高知のはりまや橋で〜🎵」
まさかこのロシア映画で、この歌が鳴り響くと…
ヴィターリー・カネフスキートリロジー1作目。暗黒ちびっ子映画とでも呼びたくなるような陰鬱さ。とにかく暗くて生々しい。作り手の実体験や見聞きしたものが色濃く反映されているとわかる。「人生を変える衝撃」…
>>続きを読むそれにしてもすごいタイトルだが、全然それに負けない。
ソ連極東の炭鉱の街が全体として収容所のような感じになって、そこの街の子どもの話。こいつがまた随分な悪ガキで、お茶を炭鉱夫とかに売ってるんだがよそ…
20世紀ロシア映画を観てると「ロシアでサンバは生まれないよな」としみじみ思う
足元はぬかるんでて空気が冷たくて、街全体が鬱屈した雰囲気をまとってて、諦めてる瞳をしてる人があまりにも多い サンバが生ま…
【浅知恵の結末】
スターリン時代のシベリア。
強制収容所のある街での当時の日々を振り返っているのであろう作品。
この作品が撮られた当時は、まだ、近い過去だったこの時代の、混沌とした人間模様が垣間…