ソ連の極東はウラ寂しいウラジオストクのほど近く、一応、戦勝国のはずだが住人に覇気はない。
それなのに映画は力強い。
善悪の観念は薄く、力を持つか持たないかが、人間の真理だといわんばかりにソ連的リアリ…
常に漂う死のにおい。
悪い方向へ悪い方向へ進んでしまう、まだあどけない子どもたち。ガリーヤの純粋さが悲しくも美しかった。日本人の描かれ方も、日本人として複雑な気持ちにもなった。
ずっと観たかったので…
ZAMRI,UMRI,VOSKRESNI!1989年 ヴィターリー・カネフスキー監督作品 モノクロ105分。二次大戦直後のソ連の炭坑町。少年ワレルカ(パーヴェル・ナザーロフ)と少女ガリーヤ(ディナー…
>>続きを読むガーリヤが草をかきわけてワレルカが見つかるシーンが好き
遠くまで迎えに来たガーリヤに気づいた瞬間のワレルカの喜びよう、
いつも目がキラキラとしているガーリヤと、自由をみつけて気が狂ったと言われている…
タイトルから大声、さけんでる
つねにみんなが自分を必死にさけんでる
自分の中の感情をあんまり言語化しなかったり、
文字にしないで生きてきたけれど
そんなこといってられないくらい
いろんな感情がぐる…
タイトルが印象的で、ずっと観たかったけど、機会を逃し続けていた本作。
十数年越しにやっと鑑賞。
主人公のワレルヤがふとした瞬間に見せるおどおどした表情や、ガリーヤと一緒にいた時の子供らしい無邪気さ…