【浅知恵の結末】
スターリン時代のシベリア。
強制収容所のある街での当時の日々を振り返っているのであろう作品。
この作品が撮られた当時は、まだ、近い過去だったこの時代の、混沌とした人間模様が垣間…
スターリン時代のソ連。極東つまりシベリアの小さな鉱山町。政治犯の収容所や日本人捕虜の収容所がある。主人公ワレルカは小学生男子。母親と二人暮らし。母親はクラブで働き、男を取っ替え引っ替えしている。ワレ…
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カットが乱暴なのも、ところどころ声の主が判然としないのも、作り手のあいまいな記憶の再現なのだとしたら腑に落ちる。ケネス・ブラナー『ベルファスト』のような作品を数十年先取りしているわけで、傑作の評も頷…
>>続きを読む難しい展開ではないのだが、なんか色々な暗喩とか直喩とか私が分かっていないだけなのか?何故こんな結末に?というか、まあなるべくしてなったような結末ではあるんだけど報われない……しかし、徹底的に不条理っ…
>>続きを読む知人の勧めで鑑賞。
ロシアの子どもたちとそれを取り巻く環境の難しさをリアルに感じられた。
少年映画らしく日常のゴタゴタやちょっとしたロマンスから大きなトラブルにも巻き込まれ…までは普通に観ていたら…
初めて昔のそれも戦時中?戦後?を舞台とした映画を見た。むかし昔のソビエト人?の性格のまま表現してる感じがした。ロシアはやっぱり人間味が溢れてて、生々しいと思った。日本人捕虜も登場して敵だったこともあ…
>>続きを読む時代を切り取る地獄治安生活環境ドキュメンタリー気味アーティスティックムービーの皮を被った無垢でカスみたいな悪戯好き悪ガキ(悲しき家庭環境あり)と最強聡明美少女名探偵ちゃんとの淡い恋愛を描いた漫画みた…
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"なぜ月にはウォッカがないんだ!"
めちゃくちゃ凄い映画を見た!という余韻も凄いけど、退屈な時間もあり。ただこれはチューニングを間違えたけど、初めから純愛ジュブナイルと捉えれば案外飲み込める。ただ…
「大人は分かってくれない」おそロシアバージョン(トリュフォー同様、カネフスキーも主人公の少年に自身を投影している)。
線路の分岐器が物語上も転換点となりハードモードに突入、終盤の展開は、もしトリュ…