ジャン・ヴィゴによる、僅か10分のドキュメンタリ作品。
仏国水泳選手、ジャン・タリスによる「泳ぎの手ほどき(初級)」。
詩的表現は陰を潜め、様々な技術的映像表現を意欲的に盛り込んだ作品である。
ラ…
自由形競泳選手ジャン・タリスの動きが解説されるだけの10分間の中で、スローモーション、逆再生、多重露光、静止画、二重焼きなど後の『新学期 操行ゼロ(1933年)』『アタラント号(1934年)』に繋が…
>>続きを読むジャン・ヴィゴの短編2作目
水中映像やスローモーション・早送りなど当時では斬新な技法を盛り込んだ本作は、公開当時の人々をあっと驚かせたと言うが、この4Kリストア版を見れば卒倒したんじゃないか笑
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競泳選手ジャン・タリスに関する 9分の短いドキュメンタリ。水泳に関する説明は、少なくとも現代では、素人の私にも常識的な内容で、選手の水泳技術やその凄さを科学的に分析したようなものではない。映画作品と…
>>続きを読む水中カメラのない時代に巨大水槽を作って水中を演出する発想力は当時の映像業界において前衛的であり何よりも広告向きの監督であったことがこの短編でより明らかになった。
となれば、フィンチャーや中島哲也の…
(c)1931Gaumont