「水で書かれた物語」吉田喜重/日活/1965 学生時代、吉田監督作品の中で一番好きだった一作。観念的なうっとおしい感じがまだ少なく、脚本がこなれてる。やはり、吉田監督諸作品の中でベスト。平たく言うと…
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水でかかれた物語って、確かにそこには物語が存在するのだけど、透明であるために読者(物語制作者以外の傍観者)は読むことができない物語であり、物語の制作者側からすると、内容を読まれたくない上に物語自体…
其々の人間関係の相関図を頭の中で描き始めると、非情で残酷な繋がりによって倫理観は崩壊する。
愛する事には全く罪はない。
もし其処に罪がある愛が有るならば、惨めで哀れで人間としての尊厳を捨てざるを得…
デパートの社長令嬢との結婚を控えた銀行勤めの青年。なぜか浮かない顔でぼんやりしている。実は婚約者の父親と自分の母親は昔から男女の関係にあった。美しい母親への近親相姦じみた執着心と、異母兄妹かもしれな…
>>続きを読む『煉獄エロイカ』(1970)、『エロス+虐殺』(1970)ぶりの吉田喜重。この時から既に女性の肌の柔らかさや艶やかさが描かれていたなんて。物語が単に暗いからか、テーマが禁忌だからか、岡田茉莉子という…
>>続きを読む秋津温泉クラスのドドド傑作。岡田茉莉子の登場シーン、執拗にうなじを写すカメラワークからして傑作を確信。画面いっぱいに母子相姦の匂いが充満しててタブースレスレのところをやりきってる。子供視点の映画は傑…
>>続きを読む岡田茉莉子特集で見たのだが、さすが吉田喜重監督。裕次郎の爽やかな石坂洋次郎作品と違い段違いに面白い。この頃の岡田は強烈な美しさ。あんなのが後家で周りにいたら誰でもほっとかないでしょう。浅丘ルリ子は日…
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