DVDでみてたけど念願の劇場鑑賞。摩訶不思議な幻想譚、というとかっこいいが内容はわりと色恋沙汰の話で笑える笑 ジュテーム、ジュテームも手がけたペンデレツキの音楽が雄大でかっこよくて、コラージュ画像の…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
昔、国書刊行会版のサラゴサ手稿を読ませてもらったことがあるのですが昔過ぎて奇書であるということしか覚えてなくて内容殆ど思い出せずに予備知識ないまま観てたら話がマトリョーショカのように一個ずつ開けられ…
>>続きを読む怪奇幻想を期待して観に来たら艶笑噺が始まってしまったのでこれは困ったとなったんだけど、同じく怪奇幻想を期待して読んだ「遠野物語」にも「生意気な武士が来たから挑発して〆た」というスカッとジャパンな話が…
>>続きを読む原作の入れ子構造をていねいに映像化したたのしいエンタメ作品。女性陣の衣装、メイクがうつくしい。
枝葉の物語を膨らませすぎて本題の主人公にまつわる謎が明かされるくだりがあっさりしすぎなんだけど、この尻…
『砂時計』のハス監督の代表作とのことで鑑賞。
入れ子構造の極北たる作品だろう。まずAという人物の回想シーンが始まり、その中に登場するBという人物の回想が始まる。そしてその回想に登場するCという人物…
分厚い写本の中の挿絵、褥で睦み合う2人の美女と絞首門に吊るされた2人の男(全編を覆う「反復の呪い」を表す図像)、それぞれのページの隣にはタコとロブスターがでかでかと描かれている。このシュルレアリスム…
>>続きを読む回想に次ぐ回想、現実世界、そしてまた回想シーンが続くからややこしい作りだわ。登場人物も多いし。
例えるならばインセプションみたいな感じ。
でも個性的な登場人物は魅力的だし、幻想的な映像に衣装がすごく…
まさしく幻想絵巻という名に相応しい一人の男を取り巻く不確かな体験、数多の人物から語られる過去を横断する怪奇的プロット。全貌の把握には程遠く漠然とその不可思議さを目の当たりにするのがやっとだった感触。…
>>続きを読むブニュエル、コッポラ、リンチ、スコセッシ、トリアーなど世界の映画人を魅了したポーランドのカルト大作。回想シーンの中で回想シーンが描かれる四重入れ子構造の迷宮映画。
1800年代初頭のスペイン・サラ…