サラゴサの写本に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『サラゴサの写本』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

 階段を上り下りするように、エピソードが別の階層から別の階層へ移動する不思議な映画。何度かリスポーンすることもあり、上下だけでなく前後にも行きつ戻りつする複雑な構造。意匠もおしゃれで幻想的。個別のエ…

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kazoo
4.3
17世紀のスペインを舞台に、若い貴族がサラゴサの山中で不思議な冒険を繰り広げる。彼は、幽霊や悪魔、美しい姉妹など、様々な奇妙なキャラクターと出会い、現実と幻想が交錯する世界を旅する。
benno
4.8

700レビュー✎︎の鑑賞作品…ෆ*

ヴォイチェフ・イエジー・ハス監督作品…3作品目…と〰︎っても観たかった作品…!! そしてやっぱりハス監督の世界観はちょっぴり摩訶不思議で好き…ෆ*

同監督の『…

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冒頭に登場する見るものをたちまち虜にする〝写本〟のように、本作の視聴者を幻想的な迷宮に迷い込ませる入れ子構造な作りは、昔ピラミッド作りを考えた人のような壮大なロマンを感じました。

ストーリーも難解…

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レストアされたモノクロ画像はずっと奥まで映像がクリアでキュアロン『ローマ』の様。
ポーランドの大貴族で歴史家、考古学者、旅行家のヤン・ポトツキが残した生涯唯一の小説で幻想文学であり奇書中の奇書『サラ…

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入れ子構造、記憶の迷宮。
ヴォイチェフ・イェジー・ハス。
世界中のシネフィルに圧倒的な人気を誇る、セルバンテス風味の怪作である。
主演はやけに恰幅が良くなった、ズビグニェフ・ツィブルスキィ。
様々に…

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継
5.0

「我々は見知らぬ街をさまよう盲人のようなもの. 目的地を目指し通りを歩き続けるものの, 気づけばまた同じ場所にいる…」     
                   ー登場する数学者の台詞抜粋…

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所有BD再鑑賞。
油断してると一瞬で置いていかれる半狂乱物語。幾つもの奇譚が四重?にも及ぶ入れ子構造上で複雑に交錯する混沌っぷり。解説ブックレットが手放せない。あらゆる生き物の存在がエネルギー代謝を…

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5.0

絡み合う二人のムスリム姉妹… 絞首刑台に吊されたゾト兄弟…。中世の西国を舞台に写本の挿絵から紐解かれる荒唐無稽のポーランド版・千夜一夜物語。映像資料的、文学的な価値を差し置いても見応え充分の傑作。…

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このレビューはネタバレを含みます

結構正気を疑うような、大胆極まる構成で畳みかけるポーランド映画の中でも屈指の名作。
主演は、「灰とダイヤモンド」の時と比べるとかなり太って貫禄が出てきた晩年のチブルスキー。事故死しなければ案外今でも…

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