ペトラ・フォン・カントの苦い涙に投稿された感想・評価 - 4ページ目

『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』に投稿された感想・評価

み

みの感想・評価

4.8

ある症例について 愛の不可能

密室に共存する人間の美醜。
巧緻な作劇、舞台のような照明と装飾的な衣装、絵画のような色彩設計、緻密に計算されたカメラワーク、これらによって作り出される煌びやかながらも…

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DW

DWの感想・評価

5.0

■テーマは全然違うけど直前に『しとやかな獣』(川島雄三監督/62年)を観たので、室内劇つながりでファスビンターのこの作品も。

巨大な「ミダス王とバッカス」の絵画、鏡越しに映る登場人物たち、不気味な…

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Eyesworth

Eyesworthの感想・評価

4.8

【女王蜂と働き蜂、共依存の部屋】

ドイツの異能ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督脚本の1972年の作品。

〈あらすじ〉
ドイツのブレーメン。輝かしいキャリアを築きながらも、二度の結婚に失敗…

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村田

村田の感想・評価

4.0
🎞デザイナーが若い美女を家に住まわせる
👍室内会話劇に華添える女優や装飾の官能
👎致命傷なファタられっぷりがエグすぎる
m

mの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ラストのショットやばい。

カーリンの素っ気ない態度良かったー。
女性サイドの恋愛発狂、それも女→女という点では珍しく、良かった

画面、ショットの良さはわかるが、やはり基本ファスビンのそれは自分好みではない
shinichiro

shinichiroの感想・評価

4.0

◎ ある症状について。
何を記録しているのかよくわからないタイプライターの音が病理的に響いてくる。
同名の戯曲が元なので印象的な長回しが演劇を見ているような会話劇が続く。随所で位置が変わるマネキンや…

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マ

マの感想・評価

4.5
部屋に身体がたくさんある。どれも空洞に思えてペトラとカーリンもマネキンと同様、するとマレーネの魂だけが浮かび上がってきた。
kumatora

kumatoraの感想・評価

5.0

スゲ〜

自分のための映画だった

15秒毎に態度が変わるペトラ、所有を迫るペトラ、電話をカーリンからのものかもしれないとすぐに取ろうとするペトラ、なんてことのない連絡で依存から解き放たれるペトラ、…

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42

42の感想・評価

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破滅に近づいていく。他人はきっかけに過ぎない。自ら向かっていた。なぜいつも破滅に向かって行ってしまうのだろう。性格もあるかもしれないけど、やっぱり孤独が大きいだろうな。共通点は孤独。

カーリンの両…

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