主婦の日常を固定カメラで200分延々と窃視する。ドキュメンタリーかのような何気なさの中に実はドラマが内包されており、個々の動作は厳密に振り付けられたものだと知る。アンディ・ウォーホルのミニマルな映像…
>>続きを読むなーんの前情報なく飛び込みで観た。
観客の耳に障るという感覚をここまで信頼し、フル活用するなんて。
『さざなみ』同様、一見して突発とか衝動的な事象へのアプローチがここまでねちっこく描かれた作品は…
アケルマンが25歳で撮った(オーソン・ウェルズが『市民ケーン』を撮ったのも同じ25歳だそう)淡々と日常を綴った日記映画。かとおもいきや、いやこれはなかなかにラディカルなフェミニズム映画のようです。
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マダム・ディエルマンのシンプル・ライフ。最高。
せりふも音楽もほぼないところに、日常のノイズ(カトラリーの触れ合う音、カーテンを閉める音、エレベーターのモーター音、赤ちゃんの泣き声など)が鋭く強調…
この映画は、ブリュッセル1080、コルメス3番街にあるマンションの一室に住む、ジャンヌ・ディエルマンという主婦の生活を監視し続ける、たったそれだけの映画である。ミニマルな構成。音楽も無し。台詞も少な…
>>続きを読む長い題名。
そして長い上映時間。
タイトルはとにかく(しかしこのタイトルでしかない、と思う)、上映時間の長さは“映画的省略”がなされていないせいだ。
真っ直ぐな構図で監視カメラのように部屋の各箇所に…
規則正しいありふれた日常のバランスが些細なことで崩れて行く静かなる狂気と、固定されたカメラでの閉塞感があまりにも素晴らしく、しかもその切り取られた場面の調和の取れたデコールが完璧なまでに美しい。そし…
>>続きを読む3~4台の定点カメラの映像が4時間近く続くのでちょっと苦痛です。
ストーリーは、母子家庭の(貧しそうな)主婦が、小学生の子供を送った後、その自宅アパルトマンに男を呼んで部屋で売春を行うという日常の光…