切実すぎてゲロゲロと泣いてしまった。過去と現在をシームレスに行き来して、もうどうにもならないはずの後悔を抱き締める。前に進む船(時間)で後ろ(過去)を向いて離脱してしまうブルーノ・ガンツ、ロックンロ…
>>続きを読む黒ずくめの人たちが集団でゆっくりと歩いていく姿。霧に覆われた風景。階段を上る人を捉えながら上昇するカメラ。こうした場面を観ると、まぎれもなくテオ・アンゲロプロスの映画だということがわかる。もうその刻…
>>続きを読む【あの路面電車に乗りたい!】
事故により急逝したアンゲロプロス監督の遺作。二十世紀3部作の第2部。監督の死により第3部は作られないままに終わりました。
原題は「時代の塵埃」。邦題は第一部をふまえ…
初アンゲロプロス。本調子じゃないと聞いて油断してたがそもそも凡百のメロドラマとはベースが違いすぎた。息子を乗せた汽車を見送る手のクローズアップ、喘ぎ声の漏れる路面電車の暗い車内へゆっくりと吸い込まれ…
>>続きを読む今は映画監督なっている男の視点から、かつてギリシャからカザフスタンに逃れシベリアにも拘置された母親と、彼女を探しに行きやはりシベリアに拘置された父親、母親を助けるユダヤ人の友人、そして母親と同じ名前…
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