【2004年キネマ旬報外国映画ベストテン 第4位】
交通事故で亡くなったテオ・アンゲロプロスの遺作となった作品。テッサロニキ映画祭でプレミアされ、ベルリン映画祭でも特別招待作品として上映された。これ…
アンゲロプロスは時と記憶が交差するなかにしか人は生きられない、という宿命を映す。
Aが撮ろうとする映画は、彼自身の人生そのものであり、そして観客が観ている映画もまた、構築された記憶の断片でしかない。…
「エレニの旅」から続く「二十世紀三部作」の二作目にして、最終作「もう一つの海(仮題)」の撮影が開始した直後に監督の交通事故死によって製作が頓挫したことで、遺作となってしまった作品。
「エレニの旅」と…