構図がとても面白い
共産主義者の大量虐殺をした加害者が当時のことを再現するために映画を作成していく物語
映画を作成していくにつれ、当時の被害者側に対する解像度が高まり、様々なことを考えるようになる…
この作品のメインである『殺した側』の話を聞く機会はあまり無いと思うので視聴。
戦争でもなんでも、被害者の声はたくさん取り上げられるけど、加害者側で且つ自分達のやったことを、あっけらかんと『正しい』と…
#571 『アクト・オブ・キリング』
※初見
1年間で100万人を虐殺した組織の中心人物に、
『あなたの犯した殺人をもう一度再現しないかい?』
と実物で再現映画を撮ってしまったという、
キ●ガイド…
このレビューはネタバレを含みます
U-NEXT配信最終日に視聴。
前情報ほどのグロテスクさは感じなかったけど、重たい内容。
あの人は国・軍から言われたことを実行しただけのような気もする。同じようなことが、世界の色々な場所で起こって…
インドネシアの虐殺経験者が同じテーマで映画に出演する
冒頭で加害者は当時の様子を誇らしげに語ったって出てたけどそんな風には感じなかった
共産主義者の息子が共産主義者の役をして追い詰められた演技をし…
これは映像による記録という域を超え、記憶、倫理、権力、そして存在論的な暴力の本質に肉薄する一種の哲学的実験である。
特筆すべきは加害者自身によって自らの殺人行為が再現されるという構造の倒錯性である…
普通ドキュメンタリーは関係者のコメントだったり、再現VTRなどで構成されるもの。
ところがこの作品は100万人以上が殺害されたといわれるインドネシアで起きた大虐殺を、加害者に演じさせるという前代未…
1965年、インドネシア右派勢力によるインドネシア共産党員狩り、100万人以上もの大虐殺に関わった元民兵たちに密着取材したドキュメンタリー映画だ。
まるで武勇伝の如く当時の状況を嬉しそうに語るプレ…
© Final Cut for Real Aps, Piraya Film AS and Novaya Zemlya LTD, 2012