樹の下から見上げる、世界を知った夏の空。
台湾映画。
「ホウ・シャオシェンの夏休み」と題した劇場の企画。デジタル・リマスター版。
母親の入院により、夏休みを祖父宅で過ごすことになった冬冬(トント…
デジタルリマスター版の感想と同じです
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やらかし系のおじさん
おじさんって言ってもまだ青年だ
一緒に行くはずの大人が乗ってないのに電車が出発しちゃうって、子どもにとっては絶望的な大事件だと思…
台湾に行くたび、たとえば田舎町を列車で走る時に郷愁に似た感情を覚えるのですが、どっぷりと没入してしまった。
それと同時に子供の頃を思い出して、いたたまれない気持ちにも……。
子供って、なんて残酷なん…
子供が無垢だなんてのは大人の幻想であるし、小学生の時だっていじめっ子や受験戦争で毎日憂鬱だったことを覚えているから、「昔はよかった」なんて軽々しく言えない。それでも線香の匂いを嗅ぐとお盆に行っていた…
>>続きを読む水浴び、亀レースのシーンが印象的だった。ワイワイした互いに聞き取れてるのかわからない声が飛び交う。流れるカメラワークと自然なカットで切り取られていることを忘れる。目の前にあの頃が広がる。
時々ショッ…
ティンティンがハンズに死んだ小鳥を見せるシーン、フレーム外から注ぐ陽光が画面の光度を一瞬溢れされると、大きな風が吹き、後景の木々から画面全体が豊かな運動に包まれる。このざわめきがハンズの動揺を説得力…
>>続きを読む子供の目を通した生と死の物語。
ミツバチのささやき、最近だとルノワールにも共通する。あとトトロね。
妹ティンティンのびったびたに汚れたぬいぐるみが良かった。
厳格なおじいちゃんちの、ツヤツヤの階段。…
©A MARBLE ROAD PRODUCTION, 1984 Taiwan