昭和23年黒澤明の脚本を木下恵介監督が映画化73分。
戦後3年、自由が丘の一戸建て20万円😮を共同で買い取った二人の不動産屋。
その家には画家の家族が住み込んでいた。
家族を追い出すことを画策し…
画家の家族を追い出すために、部屋を間借りしたすれっからしの男女が、純粋な画家一家に徐々に心を動かされていく。最後、ミドリは心を入れ替えて生きていくことができるのだろうか?
〈あらすじ〉
ミドリ(井…
「帰れない」を、ちゃんと「帰られない」といっている
「変態」という言葉が使われている
原稿(仕上がりの絵)を回収にきた出版社の人のことを「あんな商人の言うことなんて」っていってる。
自由が丘は空襲…
黒澤明が『野良犬』『酔いどれ天使』と同じテーマを木下恵介のための脚本にすればばこうなる。なんだか主要成分は優しさですのカウリスマキ映画観てる気分。いや無人島に一本だけ持っていくなら『東京物語』と断言…
>>続きを読む「いいじゃないか母さん、時間なんかどうでもいいさ。時間なんかどうでもいいときがあるんだよ」
「人間興奮すべきときにいくら興奮しても恥ずかしいことはないんだよ」
聡明でできたお父さんだったなぁ。
…
戦後、日本が民主国家に向かうための教育的内容を含んだ佳作。
今回は国立映画アーカイブの企画展「脚本家 黒澤明」を見学した後に何を観ようか考えた結果、脚本黒澤明、監督木下恵介のこの作品は観たことがなか…
木下恵介×黒澤明の豪華な組み合わせは、黒澤のヒューマニズムが勝ってしまう。画家の肖像画のモデルになることによって、自身の自堕落さに目覚め自立しようとする女。
木下らしさは、画家夫婦の頼りなさ、娘と…
安く売りに出されている家を改装の上で転売しようとする不動産屋が、出ていこうとしない画家一家を追い出すため2階に妾と共に住み込むが、貧しいながらも純粋で明るい一家と触れ合うことで、妾が自分の生き方を見…
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