このレビューはネタバレを含みます
70年代に製作されたSF映画。
前編、後編合わせて3時間半の超大作。
未来社会の消費傾向を予測するためにスパコンで作られた仮想世界。そこには個体と呼ばれる人間達が生活していた。
それを作り上げた会…
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の2部構成の3時間32分(212分)に及ぶ大作。全体的にSF映画だが、2部は主に逃亡劇。
多層世界を1973年に描いていたとは驚いた😳⚡
(日本公開は2016…
気づいてしまった世界の真実。
“嘘だ、と言ってくれ。”
『マトリックス』や『インセプション』のような多層世界。多用される鏡。体温を感じさせないアンドロイドのような女性達。耳障りな電子音。建造物や調…
配信になさそうだったのでBlu-rayで。面白かった。クィア要素は薄めだけど、活劇として見応えあって、撮影も音楽も非常に鋭利。オシレーション!って感じの剥き出しシンセが耳にギャンギャン響く。
初め…
長尺なのは二部構成のためだった。しかもこの二部構成は…なるほど!伏線?
1973年西ドイツ。西?まだベルリンの壁がある頃というのも感慨深い。半世紀前にすでに仮想世界を映像化とはファスビンダー監督は…
不可解に行方をくらます人物たちの不可視の影を追って辿り着くは目を背けたくなる世界の真実。極限までニヒリストな映画。
初ファスビンダー監督。『マトリックス』ですら前衛的で革新的だっちゅうのにその25…
ファスビンダーが撮った唯一のSF。現実とヴァーチャルの入れ子構造の世界。彼の鏡を使った空間演出とSFの相性の良さったらない。当時の最先端の機材を使った電子音楽も格好良すぎる。全ての画面がキマりすぎて…
>>続きを読む我々がいるこの宇宙は様々な法則に従って存在しているが、そのどれか一つが少しでも変化すると、今のこのような形にはならない。
人類にとって、あまりにも都合が良すぎるのだ。
誰かが組んだプログラムだと言わ…
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