キャロルの作品情報・感想・評価 - 530ページ目

キャロル2015年製作の映画)

Carol

上映日:2016年02月11日

製作国:

上映時間:118分

3.8

あらすじ

「キャロル」に投稿された感想・評価

ずっと綺麗。ケイトの物憂げ幸薄美しさと、ルーニーマーラの危なげな可愛らしさが、もう美しすぎて。余韻が最高。素敵。たばこ我慢つらかった
ため息が出るほど美しくてうっとり。

キャロルの真っ赤なネイル、コート、帽子とブロンドのボブヘアが美しくて見惚れる気持ちわかるなぁ

キャロルとテレーズの不思議な言葉にはできない相思相愛もとても繊細に綺麗に描かれてた。

もう一度観たい作品です。
鹿伏

鹿伏の感想・評価

3.6

メリーバッドエンド!だと思うんだけど!
テレーズは彼氏よりキャロルを選んで、一緒に西へ旅立つ道中「リチャードのことを後悔してる?」って聞かれて、「そんなわけない、言われるまで忘れてたわ」って答える。キャロルへの熱をあがる最中でリチャードから「女学生かよ」って言われてるけど、まさにそれなんだ。後先を考えるんじゃなくて、欲望がそのまま。圧倒的に破滅的。テレーズにしてみたらほんとうに夢中なってる人といるんだからそこでリチャードがでてくる気持ちなんてこれっぽっちもなくて、でもキャロルはどうしてもテレーズじゃなきゃダメだったとはあんまり思えない。「好きな人との逃避行!」ってのと「いやなことを忘れるため」って温度差が如実に出ていてつらい。しかも身体の関係があった相手に電話で相談さえしてるし。でもそのあとすぐにテレーズを自分のベッドに呼ぶし

性でしか相手と対話できないみたいじゃなさそうだし、キャロルは恋に溺れる「女学生」のような年齢ではないし、旦那や子どもや世間の目と、女としての恋心/欲望の葛藤がいまいちわからないせいで、ただ気まぐれなだけに見えちゃって…でも私が報われない恋愛が好きだから……テレーズ…!

いやいやしかしまあ「あなたは若いから解決や説明を求めるでしょ。でも、いつかわかる時がくる」ってフラれるときにいちばん聞きたくない言葉でしょ。だから吹っ切ろうとしてキャロルからの誘いをいったん断るけど、リチャードはもう自分のことなんて忘れたみたいに他の女の人といるし、どうしようもなくてまたキャロルのとこに帰っていくんだなあ。最後のキャロルの笑顔がすごい

『アデル、ブルーは熱い色』でも思ったけど、もううまくいかなくなってしまったふたりが、また面と向かってしゃべるときに流れる気まずさだとか空気が、しんどいんだけどたまらなく好き。
(於)HUMAX池袋
むかし東高円寺U.F.Oclub界隈をうろうろしてたせいか、テレーズ、、小さいテレーズ、、なんて心の中で呟いている自分がいたというのは余談で、天から落ちてきたような人テレーズとキャロルの物語
序盤のふたりが抱くわからない感情が観てるわたし(達)には手に取るようにわかる ふたりの視線を見ればわかってしまう
美しく、醜いという言葉とは無縁な、だけど感覚を信じたふたりの愛でした
べんべ

べんべの感想・評価

3.9
綺麗な、繊細な作品でした。
舞台は1950年代のニューヨーク、若いテレーズとエレガントな大人の女性キャロルの2人の愛を描くものです。
時代の味を16mmカメラで上手く表現していて、美しさと柔らかさが引き立ちます。
窓越しのシーンがいくつも出てきますが、どれも印象的。
ルーニー・マーラがオードリーヘプバーンのように綺麗でため息が出ます。
50年代の洒落た衣装にも注目!
美しすぎて涙が最後出た。
目で語るとはこのこと。
ケートブランシェットの気高さと上品さと、脆さ(揺らぎ?)にのまれて、恍惚。
言葉にできない人間の寂しさに共感しつつ、でも同時に何かを見つけた時(決心したとき)の強さが沁みた

20世紀半ばの小説家、パトリシア・ハイスミスの小説の映画化(「太陽がいっぱい」の作者でもあり、これはゲイ小説とも言われている) で、監督もゲイ。故なのか、これほど繊細に心情を、多くのセリフなしに描けるものなのか。。

ベスト批評
http://www.telegraph.co.uk/film/carol/review/
キャロルの完璧というほかないウインク。
見つめ合うということについて。
SuMiko

SuMikoの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この話は60年代くらい?の女性同士の恋愛物語です、胸が苦しくなりましたが、かなり難しいので万人にはお勧めできません。

同性愛に対し理解できない時代だからこそ、苦しむのだけど……偽りの自分を演じているのが苦しいというのも伝わるんだけど、自分勝手だよね!これでイラッとするひともいるだろうなって思うよ。
成功してる旦那と娘がいるのにそれ以上に何をもとめるのかとおもわれてもしかたない役がキャロルかな……
しかしそれでも偽りなく生きたい、だから女性を愛してしまう葛藤はなんとも言いがたい。
キャロルがあまりにも人離れしてるからこそ、テレーズは惹かれてしまったのかなって思った。
テレーズ自身もすごく可愛いけど、実際目指してる夢は写真家というこの時代ではすごく男性的な感じがしたし、タバコを吸いながら現像する姿なんて男らしさを感じたくらいだったんだよなぁ、両性的な魅了がある。

本当にイマイチスッキリしない作品、だがこれが、この距離が恋愛映画なんだよなぁと思いましたね。

映像がまたフィルムみたいですごくよかった。色彩も見事だし、前半と後半のコントラストも素晴らしかった。
ともかく主演の女性二人が本当に美しくて画面が眩しかった。
ケイト様は女神だし、ルーニー・マーラーも美しすぎて溜息がでるわこれ、目が離せない。

キャロルがタバコを吸うシーンのセクシーさがまたすごい。こんなにも哀しくセクシーにタバコを吸う姿がにあう女性がいるだろうかってくらい美しい。

だからこそ男性がほんっと誰が誰だか見分けがつかないほど脇役で、物凄く徹底されていた。

ラストはほんとすごい、この話の進め方は卑怯だなと思ったくらい。

マイノリティ映画のなかでは透明感があるので、嫌悪感無く見れるだろうし、結構おすすめではあるのですけど、最初にも書いたけどいかんせん難しくて万人受けできないところが残念かな……
久しぶりにソロ映画館。女ひとりではなんとも、ドキっとしてしまった…

アンニュイなんだけど、わりと刺激的な映画でした。
最初からずばっとこないのだけれど、後半にかけてじわじわ、人間の欲望の核心に近づいていく感じ、割と嫌いじゃなかったなぁん。
ただ、わたしの映画の好き!っていう基準の、人間としてしあわせを感じるか否かという点を満たさなかったので、ちょい評価さ低め。

村上春樹にガールズラブ描かせると、こんな感じになりそうって感じの映画でしたー。
めちゃくちゃ良かったです…最後の暗転息が止まった…。いわゆるカタルシスってやつ。最初のシーンが繰り返されそこからラストにかけてが凄すぎた。最後のキャロルとテレーズの顔が最高でした。