このレビューはネタバレを含みます
ふっと頬に触れた感触から
我に帰り
その人はもういないことを思い出す
生きていくのが嫌になる瞬間
だけど
オレはあなたともっと話をしたいと思う
まわりに少しずつ
ほんの少しずつだけど
救われていく瞬…
人生の理不尽さを感じながらもそれでも生きていかねばと思わされる
脇に豪華な面子を揃える中アツシ役の人がとにかく良い
風呂場までの動線に服脱ぎ散らかしてくの無理すぎて吐きそうになった
光石研の薬キメて…
痛いほどに現実を
目を背けてしまうほど苦しい場面もあった
絶望の中に差し込む微かな希望の光
それに気づくことが出来るのかは周りにいる人間や自分の置かれている環境が大切だなと思う
生きていればいつ…
これは文句なしの満点映画。素晴らしい。
どのシーンも絶望と希望が入り混じってて凄まじい。いや絶望がちょっと強めではあるけど。
黒田大輔さん良かったなぁ。いろんな作品に出てるしどれに出てても良い味出し…
「決心は、折れることもあります」っていうセリフがすごく刺さった。
彼らの人生を見た後にそう言われるから余計に、決心が誰かを生きづらくさせるくらいなら折れた方がよっぽどマシだと感じた。
ここにある…
群像劇として三人の恋や愛、生活が描かれているんだけど、そのどれもが普通には観ていられない。
閉塞感と息苦しさがすさまじく、目を背けたくなるのに、目が離せない。
ずっと息をしないまま観ていたような感覚…
©松竹ブロードキャスティング/アーク・フィルムズ