ジャン・ルノワールの観る
また観るです
18世紀南米スペインの植民地
カソリック教会の影響力強い地に
イタリアの旅一座がやって来る。
花形女優カミーラを巡る3人の男
達との話
一座の舞台劇が演じ…
植民地に置かれた宮廷に劇団が訪れて公演を開くものの、劇団の座長に3人の男が恋をして宮廷内が荒れるお話
初ジャン・ルノワール。
初っ端から舞台劇を意識したような画面構成に目を見開く。「黄金の馬車」が…
『裏窓』『デジャヴ』と同じ"フレーム"を越境していくメタ映画であるが、上記の二本は窓・立体画面という物質であるのに対して、本作では舞台装置に加え作劇性という不可視的な領域までもが踏み越えられていく。…
>>続きを読むそのまま演劇、そしてオペラ♪
この物語ならモーツァルトかロッシーニが喜歌劇を作ってくれそう。
それだけ普遍的な物語ではあるけれど、よく笑うアンナ•マニャーニの魅力と原色の美しさが秀逸。
18世紀のオ…
階級差や権力、植民地主義といったテーマを愛の物語を通して描くのはいささか陳腐に感じられるかもしれない。しかし、文字通り幕が上がり下りる構成にすることで何層にも深みが増す。世界もまた演劇なのだと言って…
>>続きを読むルノワールの色彩に彩られた恋の鞘当て寓話。とある南米のスペイン領にやって来た巡業軽演劇団の女優カミーラ(アンナ・マニャーニ)に惹かれた総督は政府で購入した黄金の馬車を進呈して求愛する。同じく彼女に惚…
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