「ねぇ、お兄ちゃんここどこなの?」
「ここは“施設“って場所だよ、マニュエル。僕らがこれから暮らす場所さ」
「でもママは、ママはどうするの?」
「ママか……ママは病気なんだ。だから治るまで1人にして…
まだ6歳の弟は、10歳の兄を信頼しきっているのだろう。へとへとのはずなのに、駄々をこねることもなく、従順に兄に従う。街のベンチでも、アパートの廊下でもどこでも寝落ちしてしまうところも大胆なのか、絶体…
>>続きを読むジャケ写が気になっていた🇩🇪ドイツ作品
冒頭から「存在のない子どもたち」や「荒野にて」などのシーンが頭を過ぎりました
日本でもよくある話だけれど…「子育て」を望まないのに…どうして子どもを産むんだ…
10歳と6歳の兄弟が
居なくなった母親を探すお話
だけどただそれだけの話ではない。
原題「JACK」の通り
兄ジャックの変化の物語でもある。
「誰も知らない」や
「存在のない子供たち」など
ネグ…
このレビューはネタバレを含みます
浅く見ると、身勝手な親のせいで、振り回される子供たちを描いた作品に見えますが、原題“Jack”とありますように、当作はジャックの成長にフォーカスした作品です。
母親と再会後に、あれだけ「ママ、ママ…
久々のドイツ映画。今作の前は11月に観た「グッバイ、レーニン!」でした。
今作は割と前半は「ぼくらの家路」と言うよりは「ぼくの家路」のほうが合ってるのではと思うくらいほぼ兄弟の兄ジャックのみが家に…
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